旅と鉄道の美学

鉄道を中心とした国内外の旅と切符など。リンクフリーです。

【切符系】

【切符系】 絶滅危惧種 地図が描かれている乗車券(地図式乗車券)

もう絶滅しているかもしれませんね。 路線が複雑な都市部を中心に存在した地図式の乗車券です。なかなか面白いですよ。いまのところ、海外で目にしたことはないですね。 このように、それほど距離がないと地図も簡単なので、明確ですよね。 しかし距離が長く…

【切符系】 道の駅で売っているD型硬券(道の駅記念きっぷ) なんと券箱もあり。

完全にノーマークでしたが、道の駅のD型硬券。 全国の道の駅でこのような硬券の記念きっぷを発売しているようですね。 最近、もっくる新城と鳳来三河三石に寄った際に見つけたので、記事にしておきます。まあ、さすがにコンプリートしようなんて思ってない…

【切符系】 ここは戦前か? バスの回数券を購入するための儀式一切。(愛知県・新城市・鳳来総合支所)

ひさびさに「ザ・お役所仕事」を見てしまったので、取り上げてみます。ITだなんだってと言っている時代に、びっくりするぐらいの効率の悪い仕事ぶりですわ。いつの時代の役所やねんと、笑ってしまいました。 新城市はこういった交通事業を行うのは初めてなの…

【国内旅行系】 『自分のバス停(港)を訪ねる旅』はいかが? 自分発のキップを買ってみよう。

こちらの記事の続編です。 自分の駅がありませんという嘆きへのご回答となります。鉄道駅ではなく、自分と同じ名前のバス停や港に行って、乗車券を購入したいという方向けですね。 最近、自分の苗字と同じ駅はないのだが、港はあるんだよね~という相談が入…

【切符系】 恥ずかしがったら負けかな 無効印スタンプラリー

これの話なんですけどね。 むかしはこのように実に殺風景な印影でしたが、いつのまにか、一部でびっくりするほど変化を遂げていました。ちなみにこの無効印は本来、お持ち帰り用に押すものではなく、失敗した乗車券などを返納するために券面に押したものです…

【切符系】 間違ってキップにハサミを入れてしまった場合。キセルと誤入鋏のお話。

最近ですと、出札業務と改札業務は合理化でごっちゃになっている駅が多いのですが、制度上は出札業務と改札業務は厳格に分かれています。しかし、むかしから田舎の駅は改札業務までやっている余裕がないので、窓口や券売機だけおいて「入鋏省略」と券面に記…

【切符系】 自分で作れた本物の入場券・乗車券(「あなたの記念きっぷ」)

これを知っている人は少なくなったと思います。自分で作れる本物の入場券、乗車券です。国鉄時代に旅行センター(※)で扱っていた企画商品です。 ※旅行センターというのは、国鉄の部門の一つでツアーなどの旅行を扱っていた窓口で、主要駅に専用のブースや店…

【切符系】 縁起物? ことぶき入場券(新婚旅行用ことぶき周遊券)

先日は赤色入場券を取り上げましたが。 www.estoppel.jp こちらはまあ、縁起物の入場券といっていいでしょうね。あまり知名度のあるキップではないので、知らない人も多いと思います。国鉄時代の物なのでいまはありません。 これ自体は単体で発売される物で…

【切符系】 JR東日本旅行券 払い戻し期限迫る。と思ったら来年やった。

今年の4月で使用できなくなったJR東日本の旅行券です。そのうち使えばいいやとおもいつつ、カードで購入してばかりで、結局、家の引き出しに残っていました。サイトを見たら、払い戻し期限が11月末になっているではありませんか。でも、1年後でした。 ww…

【切符系】 まだ間に合う。運行10周年記念・急行・飯田線秘境駅号 記念切手

リニアと新幹線ばかりを売りするJR東海にあって、細々と残る国鉄感といえば、名松線を筆頭に紀勢本線と高山本線の先っぽ、あとは身延線と飯田線の山奥ですよね。 最近盛況なのは、急行・飯田線秘境駅号です。 特急ではないですよ。いまやほぼ絶滅したと言…

【切符系】 有人全駅下車大作戦 京都丹後鉄道1(キップ関連)

すいませんね~。キップの話2連目です。とにかく種類がすごいので、収集家向けに単独記事にしておきます。日本の鉄道会社で一番種類が豊富だと思います。昔の国鉄なみですね。無いのはC型(下記参照)ぐらいです。 ちなみに海外ではスリランカのコロンボフ…

【切符系】 日本一高い硬券乗車券 峰山⇔東京都区内 往復¥19,920(京都丹後鉄道)

キップの収集家以外はただの厚紙にしか見えないと思いますので、プロ野球カード以下の扱いでしょうけどね。でも、その筋の方からみたらすごいことは歴然なので、特集記事としています。では、何がすごいのか。 ①今の時代は、まず硬券というだけでも、普通に…

【国内旅行系】 正面衝突事故の痕を見てきた。信楽高原鐵道(滋賀県)

タヌキの置物で有名な信楽焼きの信楽まで延びている信楽高原鉄道です。旧国鉄信楽線で、現在は第三セクターです。 この路線ですが、過去にとんでもない大事故を起こしています。この事故に関しては、信楽高原鐵道だけではなく、JR西日本もだいぶ悪質です。…

【営業規則系】 国鉄の伝統が今も残る。JR鉄道⇔JRバス連絡乗車券(JR西日本・西日本JRバス)

国鉄時代は鉄道とバス(自動車線といいました。)、連絡船が一体となっていて、全て一連で発売できるシステムでしたが、JR化後、本州3社がバス事業を子会社化したのを皮切りに、北海道、四国、九州も子会社化し、全路線での一連発売は出来なくなりました。…

【鉄道施設系】 リモート券売機 みどりの券売機プラスを使ってみた

意外と気になっている割に使う機会のなかったこれです。 最近、JR西日本を中心に流行りだしているオペレーター機能付きのみどりの券売機プラスを利用してみました。結論から言うと、普通の窓口と違和感はないですよ。 私は団塊ジュニアより少し下なので、…

【国内旅行系】 第4種踏切道が多い。 ひたちなか海浜鉄道(茨城県)

のっけから変なタイトルですが、遮断機の無い第4種踏切道がすごく多いんですよ。 第4種踏切道 第4種踏切道(「踏切」ではなく、正確には「踏切道」といいます。)というのは、警報機も遮断機もない形態の踏切で、非常に危険なので、できるだけ廃止するか…

【国内旅行系】 えちぜん鉄道(勝山永平寺線:勝山→福井)(福井県)

福井県の恐竜の町から永平寺近くを通って福井駅に至る「えちぜん鉄道・勝山永平寺線」の乗車記録です。 勝山駅 1974年までは越前大野まで延びていましたが、現在はここが終点です。なお、越前大野駅まではバスが走っていますので、福井駅にもどるのではなく…

【国内旅行系】 3駅だけの鉄道 阿佐海岸鉄道(徳島県・高知県)

たった2区間だけの鉄道ですが、紀州鉄道より距離はあります。 どのような乗車券がいいのか? この鉄道に乗ってから戻るという選択肢はもったいないです。室戸岬をまわってから高知に向かいましょう。 そのとき活用できるのが、「四国みぎした55フリーきっぷ…

【国内旅行系】 土佐くろしお鉄道 中村・宿毛線 後編

それでは平成にできた区間に入ってまいります。 まず四万十川を渡ります。 切通しや高架などで直線区間が多く、平成にできた感がよくわかります。 平田駅 むかしは有人駅でしたが、現在は無人です。 ですが、「くろしおSきっぷ」については近隣店舗で委託販…

【切符系】 戦う乗車券ではありません。 (戦傷病者乗車券)

ここに1枚の乗車券があります。 「後払」はなんとなくわかると思います。郵便料金の料金後納郵便みたいなもので、後払いということですね。要するに掛け取引です。 こちらは特急券の事例です。 そんなことより、右の「戦」が気になりますね。い・く・さ? …

【切符系】 デザインもさまざま 区間外乗車と復路専用乗車券の世界

先言うときます。ディープなマニアしか楽しめない話です。本チャンの趣味がこのあたりなんで、ご勘弁を。 区間外乗車とは JRの乗車券は経路がぶつかってしまうと、1枚の乗車券にできなくなってしまいます。例えば、下記のように東京から多治見に行く場合…

【切符系】 縁起物?違います。レア度高めの赤色入場券。

国鉄・JRを通じて通常、入場券といえば、黒色ですが、今回は全部赤色。 縁起物ではありませんよ。 赤色の文字がはいる小児の入場券はどうなるのか? こうなります。オール赤です。 こういった入場券は在来線の改札を入った新幹線乗換口の出札で扱われてい…

【国内旅行系】 意外に高い運賃。鹿島臨海鉄道(茨城県) 前編

今回はこちらの鹿島臨海鉄道です。歴史が浅いだけあって、全体的に作りがしっかりしていて、直線も多いです。鹿島サッカースタジアム⇔水戸間は1985年開業です。 とまあ、旅客線部分は上記の通りなのですが、この鉄道はもともとは貨物が本業です。 これは貨物…

【切符系】 マニアックすぎるネタ キップの○社(マルシャ)表記は何?

もう一つマニアックなお話を。今度は「マ・ル・シャ」です。 まず事例から見てもらいましょう。 どちらもJR区間の乗車券ですが、売っている窓口がちょっと違います。姪浜の方は福岡市交通局の管轄窓口でJRの乗車券を売っており、恵那駅の方は、JR駅の…

【切符系】 マニアックすぎるネタ 乗車券の○ム(マルム)表記は何?

今回のテーマはこちら。 「マ・ル・ム」です。 マニアックすぎて、まったくPV数が増えそうにないお話です。現役の鉄道員やディープなマニア層向けにも書いているブログなので、たまには深すぎるネタを入れ込みます。ライトな鉄道好きの方々は、JRの田舎…

【切符系】 〔常備券〕〔準常備券〕〔補充券〕の違い。

この表現は営業規則にもありますので、(年配の?)鉄道関係者には良く知られた言い方です。印刷されている度合いに着目した違いですね。 (1) 常備券 前の記事に挙げた急行券のように、まさに印刷されており、「常備」されていることを示します。今のマル…

【切符系】 キップの硬さ。〔硬券〕〔半硬券〕〔軟券〕の違い。

知っているようで知らないキップの形状による用語の違いです。ICチケット全盛の時代に何を語っているんだと言われそうですが、懐古趣味と思って読んでください。 まだまだ地方の鉄道では売っていますので、このような言い方を覚えておくと、旅に出たときにド…

【国内旅行系】 中小企業経営者はいちど行ってみて。 銚子電鉄(千葉県) その1

20年ぶりに銚子電鉄に行ってまいりました。今回は、趣味旅というよりビジネス上の参考にならないかという視点での旅ですね。前回の訪問時から、多くの困難に立ち向かいながらも、ウルトラCで乗り切ってきた社長の手腕が実際にどのように表れているのか、こ…

【切符系】 阪急電鉄・大阪梅[メ]駅入場券。

脱力記事を一つ。 昨年10月から梅田駅が大阪梅田駅に駅名を変更しているので、仕事で通りがかった時に入場券を買ってみました。 は健在でした。 これの由来は乗車券を瞬時に見抜く特徴づけのために始まったようですが、現在も残しているようですね。自動改札…

【国内旅行系】 鯖街道を辿る。JRバス若江線(小浜駅⇔近江今津駅)

今回は、若狭湾岸の小浜から琵琶湖畔の近江今津まで至るJRバスのお話です。この路線はもともと国鉄線として敷かれる予定でしたが、バス路線のまま現在に至っているという由緒正しい路線です。若狭の「若」と近江の「江」で若江線(じゃっこうせん)といい…