【営業規則系】
今回はこちらです。 乗車券自体は普通の簡易委託乗車券ですね。 着目してほしいのは「駅代鋏 旭川駅」です。 これは入鋏されてない乗車券を発見したときに代わりに入鋏するときに用いられるハンコです。なかなか専用の物はなく、昔は手書きに駅名小印が多か…
西九州新幹線が開業してルートが変更となっているので、最新のものをアップしておきます。今後、下記の事情でまた変更となります。 ●日田彦山線BRT化(2023年8月28日予定) ●根室本線 富良野・新得間廃止(2024年4月予定) ●北陸新幹線敦賀・金沢間開業(…
今回はこちらの往復乗車券です。 マルスや自動券売機の乗車券に慣れている方には不思議に思われるかもしれませんが、これで往復分です。むかしは車内補充券でも往復分を1枚で発行していましたが、現在の車内補充券発行機では2枚で出します。駅発行の特別補…
まずはこちらの乗車券から見てもらいましょう。 記事欄を見てください。原券が常盤から1700円、大阪市内まで乗り越しとなっています。これが発行される根拠は原券がマルムのときです。マルムの意味は下記をご覧ください。 www.estoppel.jp 現在は実務上、買…
今回は途中下車の歴史です。途中下車制度の総合解説は下記へどうぞ。 www.estoppel.jp 【明治時代】 きちんとした営業規則ができてない時代です。当時の時刻表(明治27年・1894年)から拾い出しました。50キロ以上の乗車券で下記の駅で認めていました。 ●東…
念願の偕楽園駅に行ってきました。今シーズンから営業キロが設定されているので、ぼったくりにあうことはできませんでした。非常に残念です。 まだ9時台なので、客もそれほどいません。ホームがあるのは下り線で、その横にあるのが上り線です。当然ながら、…
よく読んだら微妙に違っている入場券の注意事項です。 こちらが一番多いタイプです。 旅客車内に立ち入ることはできません。 発売当日1回限り有効 この表記が、規則上正解です(旅規298条)。 こちらは一昔前の物です。 通用発売日当日1回限り 客車内に立…
意外と勘違いしている方が多いので、大回り乗車のおさらいをしておきましょう。 いわゆる大回り乗車は、下記のような近郊区間を大回りする旅行の俗称です。 もともとこのような区間は乗車券の経路に関係なくぶつからない限りどこを通っても良いというルール…
旅をあきらめて残った区間をすべて払い戻す方法です(旅規282条1項1号イ・282条の2)。通常、任意による払い戻しは、使用開始前か101キロメートル以上の未乗区間が残ってないとできないのですが、こちらは関係ありませんし、手数料も引かれませ…
今回は無賃送還制度を取り上げます。簡単に言うと、その先をあきらめて発駅まで戻ることができる制度ですが、別に発駅まで律儀に戻らくなくても、途中まで戻ることもできます。その後、残りの区間を払い戻せます。 先に言っておきますが、勝手にやってはいけ…
かつて国鉄やJRには遺失物を回送してくれるサービスがありました(現在は削除されている)。 【有償回送】 こちらは国鉄で行っていた小荷物輸送(詳細は下記)を使って、有償で希望の駅まで回送してもらうサービスです。 遺失者だけではなく、保管期間がき…
今回は不通区間や列車の遅れなどにぶち当たった場合に、途中でいったんあきらめて有効期間を延長する方法です。他経路乗車(JRの別区間を通る)や別途旅行(JR以外の手段で向う)はリンク先を見てください。 運行不能・列車遅延・車両故障が対象 とりあ…
最近ツイッターで情報提供があったので、確認しました。 真岡鐵道も島原鉄道と同様に距離制限なく途中下車可能です。 これは久下田駅で下車した時の写真ですが、このことがわかっていたら、茂木まで通しで買ってましたわ。その後、真岡、益子とそれぞれ細切…
笑っちゃうぐらいひどい下車印があったので、さらしてもいいですよね。 新横浜駅(在来線改札) もう全然ダメ。これだけ大規模な駅なのに何ですかこれは。尋ねても、これしかないらしく、ヤル気あるんですかね。途中で出会った最長片道キッパーさんも同じ印…
国鉄の古き良き(?)悪しき(?)伝統を残していたぼったくり駅がついに宗旨替えです。 さんざん批判してましたが、こうなると寂しい限り。せっかく来年の梅の時期には、ぼったくられに行こうと思っていたのに。。。。 なにかというと、こちらの記事です。…
とりあえずこちらを見てみてください。 福山→尾道→新尾道?→三原 どういうこっちゃねん?って思う方もいるでしょう。 尾道と新尾道はJRでつながってないからです。 答えはこちらです。 尾道→新尾道をバスで移動しています。最長連続きっぷの旅で少し時間が…
お疲れちゃんでした。俺様。随分とバカなことにチャレンジしたものです。 ということで、ここで途中下車印を振り返ってみます。もともと通常の行程でできるだけ下車しようと思っていたものの、いつもの変な癖が出てきました。どうせやるなら駅スタンプ集めと…
体は大人、キップは子ども。 意外に盲点なのですが、JRの株主優待割引券は特急券単独でも使用できます。 ということは、最長片道きっぷの旅のお供には最適なんですYO。 「片道行程の範囲であれば、鉄道株主優待券1枚で複数列車の料金を割引します」とあり…
前回はJRを使って迂回する方法でしたが、今回はJR以外を使って不通区間を迂回する方法です。同じように現場で駅員さんに見せて相談しやすいような形で書いておきます。 www.estoppel.jp まず振替乗車がとられていれば、振替乗車票をもらって乗って行けば…
5/22からスタートして、初めて運転見合わせに遭遇しました。ここまでは、いわき着8分延で途中下車印が押せなくなったことと、秋田発5分延で羽後亀田に途中下車できなくなったことだけという、奇跡の旅を続けてきました。ちなみに現在、新大阪まで到達してい…
こちらの記事の続編です。 www.estoppel.jp いったいどこの路線でこの慣行があるのか気になっていたので、この度の最長連続きっぷの旅でききまくっていました。 まずは新たな実例を見てもらいます。 左上が中央本線(中津川運輸区)、左下が飯田線(伊那松島…
今回、110日間という長い有効期間を活用して、せっかくなので、できる限り有人駅に下車し、途中下車印を押してもらっています(押すのが義務なんですけど※、都心の駅員さん以外は皆さんサボるので、頼み込んで押してもらうという妙な空気感です。)。 ※18き…
JR東日本は、入場券を発売していない駅には入場不可というスタンスのようですね(もちろん乗車の目的での入場は可)。先日の記事の追加事項です。 www.estoppel.jp これはこれで正しいと思います。 歴史的には、駅への入場は駅長の特別な許可をもって行っ…
まわりからよく質問を受けるので、ビギナー向けの解説を入れておきます。 わかりやすいようにエッセンスだけに絞ります。 【JRの乗車券はどこまでも伸ばせる】 最近は知らない人が多くなってきていますが、JRの乗車券はぶつからなければ、どこまでも1枚…
途中下車愛好家が語るマニアック途中下車シリーズです。 日本海の夕日をながめ。 みんなの憧れ、抜海駅を見ながら夕食。 www.estoppel.jp そして、一気に旭川にやってきました。 本日はここで1泊です。 まずは、こちらの乗車券をご覧いただきます。 上の方…
下記の記事で扱った発駅での途中下車印のお話です。列車に乗る前に、いきなり!途中下車(正確には発駅での出場)というわけです。途中下車愛好家のオレ流儀式です。 www.estoppel.jp さて、旅客営業取扱基準規程をみると次のようにあります。 (旅行開始後…
乗車券の画像でルートは想像つくと思いますが、今後、実践される方のために行程表を公開しておきます。規則上、間違いやすい部分もあるので、注書きを加えています。これを出せば駅員さんのミスも防げると思います。 まず、共通する注意点をお伝えします。こ…
日本で一番高い片道乗車券は、稚内→肥前山口です。 日本で一番高い往復乗車券は稚内⇔肥前白石(あるいは大町)です。 ということで、本ブログでは日本で一番高い普通乗車券かつ日本で一番高い連続乗車券を使って旅をしてみようという企画です。 おそらくこの…
最長連続きっぷの旅で争点となったのが、この問題です。 通常、最長片道や最長往復にする場合は、IGRいわて銀河鉄道を経由する形の通過連絡乗車券を作成します。しかし、IGRは規則上、連続乗車券に対応していませんので、私はBRTを経由する連続乗車券にし…
この1週間、表題の問題を関係各所に訊きまくっていました。 これまで最長といわれていた気仙沼線BRT区間とIGRいわて銀河鉄道の両方を通過する乗車券はもう作れません。BRT区間(柳津⇔気仙沼間)が鉄道事業法による鉄道事業の区間ではなくなってい…