【切符系】
日頃ご愛顧いただいております本ブログの読者様にお知らせです。 この度、JRを中心とした鉄道旅客運送制度の解説本を出版することとなりました。本ブログで取り上げた記事をベースにして、ご質問いただいた件やこれまで自分が研究してきたテーマのうち、制…
昔の立席特急券といえば、通称「ヒルネ」です。寝台列車に自由席特急券相当額で乗って昼間の座席特急代わりに利用するわけです。空席が目立つ地方限定の方法でした。 いまはヒルネ扱いの列車はないので、満席の時に限定して出される立席特急券や地域を限定し…
この本なんですけどね。 最初に読んだときから、ほんまかいな?って思っていた入場券があるんですよ。 日付とゴム印はモノホンですけど、紙が単なるボール紙。 さらにこちらの本。 同じような事例が載っていました。 どうやら昭和49~51年ぐらいに流行った方…
かなり有名なので、いまさら持ち出す話でもないのですが、乗車券を一通り購入したので、考察しておきます。 この乗車券は東武鉄道、野岩鉄道、会津鉄道、JRと4社にまたがるという非常に珍しいものです。通常、連絡乗車券は3社までですが、この区間は東武…
乗車中で経路が重なっている場合にどちらの乗車券を有効として取り扱うのかという問題です。たとえば、最長片道きっぷで長万部着になったとき、補充券を回収されたくないので(JR北海道は補充券を回収します。)、二股→長万部の乗車券を用意して二股で途中…
次の記事の続編です。分岐片道乗車券がどういった形で行われているのか、確認してきました。 www.estoppel.jp ルートはこちら。 東京都区内から尾張一宮までの乗車券で、大曽根まで分岐する形です。分岐乗車券は原券の行先を変更したり、経路を変更するのと…
一見何の変哲もないローカル線の硬券乗車券です。でも、よく見ると。 2等とあります。ということは昭和44年以前から使われている乗車券ということなのでしょう。そこそこきれいな状態で残っています。 以前は大井川鐵道の補充券にもあったようですが、もう…
丸と四角のメガネもありますが、下車代印も丸と四角がありますよね。 今回は、この点を深堀りしてみます。 まずは丸の事例です。 弁天町の駅名が丸になっているので、途中下車印ですね。大阪駅で下車したという印のために弁天町駅が代わりに押したということ…
「ヨ」といえばこちらですが。今回はこの話ではありません。 www.estoppel.jp ★ ★ ということで、きっぷマニアさんの「ヨ」はこちら。 つまり、これ。 この「ヨ」は、現在の主流である天虎工業製の日付印字器では入りませんが、昔の菅沼タイプライター製では…
いろいろなところで質問がでていた件、総ざらいしてみました。 1 北陸本線経由の乗車券で新幹線は乗れるのか? たとえば、3/15に米原→(北陸本線)→金沢を購入しておいて、敦賀までしかたどり着けなかった場合に翌日の新幹線で金沢に向かう方法です。 (1…
3/15以前にスタートしている方向けの記事です。 お手持ちの乗車券の金沢・敦賀間は北陸本線経由になっていると思いますが、これで北陸新幹線に乗る場合、どういった措置になるのかです。 大前提として、旅規16条の2のような規定はないですし、同一線路と認め…
雨が降ろうと、槍が降ろうと、事故を起こそうと、問答無用で払い戻し不可のトホホなきっぷが出始めています。これって、よくよく考えると、違法ですよね。上場しているような企業でこの対応はまずいと思うので、指摘しておきます。 お祝い事にいちゃもんをつ…
民鉄仕様の料補となるとなかなか目にすることはありませんが、一部にはまだ残っています。もうこの3社しか残ってないと思います。 【伊勢鉄道】 特急南紀や快速みえ用です。(※現在は指定では売らないようです。) 【智頭急行】 【京都丹後鉄道】 【北近畿…
補充券の方が、入鋏印も途中下車印も無効印もきれいに押せますよね。そんな皆様に向けて、民鉄の発の片道補充券の記事です。特殊補充券は、後日やります。 現在、JRの片道補充券は分倍河原駅での発売がなくなったので、四国と九州しか残ってないと思います…
訪れてから1年以上たってますが、軽めに由利高原鉄道のきっぷ特集です。 こちらは矢島駅の乗車券箱ですが、片道しかないようです。 下の大きいのは定期券、奥は入場券です。 ということで、順番に参ります。 まずは普通乗車券と普通入場券。 こちらは往復券…
このたび、東京に行く用事があったので、気になっていた新金谷から東京都区内の乗車券を購入することにしました。さらに、そのまま新幹線に乗って、いつものように新横浜で降りて手に入れるというのも面白くない。 そこで、小中学生時代の追体験をすべく硬券…
しかし、自分で記入できるルールに変更してもいいのではないでしょうか。 それでは、ダメな理由を掘り下げていきます。 1 無人駅から乗った場合 18きっぷの日付ですが、最近は、無人駅やワンマン列車が増えていて、いったいどこで記入してもらったらいい…
今回はバス路線にはまっている友人の旅行記録です。 まずは古い時刻表を見てもらいます。 年輩のマニアさんはこの路線図ですぐにわかると思います。四国のドル箱路線だったJR四国・松山高知急行線をたどる旅です。 現在は久万高原までがJRバス、その先の…
今回はこちらです。 乗車券自体は普通の簡易委託乗車券ですね。 着目してほしいのは「駅代鋏 旭川駅」です。 これは入鋏されてない乗車券を発見したときに代わりに入鋏するときに用いられるハンコです。なかなか専用の物はなく、昔は手書きに駅名小印が多か…
(2024.4.2補足) 現在、この記事で掲げているルートの乗車券は下記の事情で購入できません。ルートの再考が必要です。 ●日田彦山線BRT化(2023年8月28日) →通過連絡運輸が設定されないため、組み込むことができなくなりました。 ●北陸本線敦賀・金沢間…
今回はこちらの往復乗車券です。 マルスや自動券売機の乗車券に慣れている方には不思議に思われるかもしれませんが、これで往復分です。むかしは車内補充券でも往復分を1枚で発行していましたが、現在の車内補充券発行機では2枚で出します。駅発行の特別補…
まずはこちらの乗車券から見てもらいましょう。 記事欄を見てください。原券が常盤から1700円、大阪市内まで乗り越しとなっています。これが発行される根拠は原券がマルムのときです。マルムの意味は下記をご覧ください。 www.estoppel.jp 現在は実務上、買…
今回は途中下車の歴史です。途中下車制度の総合解説は下記へどうぞ。 www.estoppel.jp 【明治時代】 きちんとした営業規則ができてない時代です。当時の時刻表(明治27年・1894年)から拾い出しました。50キロ以上の乗車券で下記の駅で認めていました。 ●東…
念願の偕楽園駅に行ってきました。今シーズンから営業キロが設定されているので、ぼったくりにあうことはできませんでした。非常に残念です。 まだ9時台なので、客もそれほどいません。ホームがあるのは下り線で、その横にあるのが上り線です。当然ながら、…
3/18から大幅に連絡乗車券のエリアが狭まったので、東京近辺のJR連絡券を振り返っておきます。3/17にりんかい線を最後にいちおうコンプリートしています。 ●東京モノレール 特補もありますが、浜松町にしかなく、連絡としては売りませんでした。補充券は気…
そのむかし、旅客営業規則298条の備考欄にこのような記載がありました。 「表面に淡赤色で第186条に規定する字模様を印刷することがある」と。 そこで思い出されるのが、各種の地紋付き入場券です。 地紋がついていると豪華になるので、このような記念入場券…
よく読んだら微妙に違っている入場券の注意事項です。 こちらが一番多いタイプです。 旅客車内に立ち入ることはできません。 発売当日1回限り有効 この表記が、規則上正解です(旅規298条)。 こちらは一昔前の物です。 通用発売日当日1回限り 客車内に立…
ちょっと最近忙しいので、ブログは手抜きぎみ。 キップを整理していたら、たまたま出てきましたので。 上は富士急行(現富士山麓電気鉄道)の寿駅、下はJR北海道、旧天北線の旧寿駅の入場券です。 ミーハーな駅名かと思って調べてみるとそうでもないようで…
名古屋から東京で¥10560(自由席)がなんと¥8600! 50分犠牲にすれば、1960円浮きます。しかもガラ空きでコロナ対応適応済み。 いまなら、もれなくドリンクがついてきます。 デパ地下でちょっと豪華な弁当買って、車内で食べたら50分も気になりませんね。 …
五能線五所川原駅の目の前にあるバス乗り場です。 扉の数がスゴい。 窓口は二つです。 19時を過ぎているので誰もいませんでした。 注目したいのがこちら。 乗車券は2種です。 まずは補充往復券。 金額式の回数券です。