のっけから変なタイトルですが、遮断機の無い第4種踏切道がすごく多いんですよ。
第4種踏切道
第4種踏切道(「踏切」ではなく、正確には「踏切道」といいます。)というのは、警報機も遮断機もない形態の踏切で、非常に危険なので、できるだけ廃止するか警報機を設置するよう国土交通省はすすめています。
私などは駅員時代にさんざん指導された癖で、いまでもこの手の踏切で指さし確認をしてしまいますw。
今回、ひたちなか海浜鉄道にのっていたら、やたらと警笛を鳴らすので、前面を眺めてみたら、この踏切がすごく多いんですね。衛星写真をみてもらったらわかると思うのですが、田んぼや畑のあぜ道が横切っているので、下の写真のような踏切がいっぱいあります。
で、ネットを探っていたら、昨年、この写真のあたりの踏切で死亡事故があって、運輸安全委員会から指導をうけていたようです。しかし、見てもらえばわかるように、なかなか無くせるような場所でもなさそうです。それに自動車が通過するレベルなのに警報機も置けないのは資金的な事情があるのでしょう。
今後、超高齢化社会を迎えれば、こういった踏切はますますリスクが伴うことから、警報機を設置できないのであれば、速度を落とすなどといった措置が出てくると思います。最近では路盤の整備費や災害時の復旧費がねん出できないので、わざと速度制限をして運行しているローカル線も増えてきています。
地方路線から徐々に鉄道にスピードというものを求めることができないような社会になって行くように感じます。昭和を逆再生していくのでしょう。技術が未熟ではなく、金が無いという理由で。列車に乗りながらそんなことを思いました。
(ぜんぜん、旅ブログになってねぇ。。。
それでは乗りレポに入ってまいります。
最近、私鉄が分岐している地方の主幹駅で思うのですが、JRの他社の扱いはひどすぎじゃないですか。どうやって乗ったらいいのかよくわからない。私はヲタなんでだいたい想像がつきますが、一般の観光客だとちょっと難しい駅も多いと思います。
ここは、無札でJRの駅員に申し出て有人改札を通り、ホーム上にある乗換改札で乗車券を購入するパターンです。無札で改札を入ることができるのはあまりいことではないのですが、周辺には無人駅も多いので、JRも不正客の捕捉には若干、あきらめているところもあるのでしょう。
JRとそのままつながっています。
こちらが連絡改札口です。降りるときは精算券をもらって、それをJRの改札機に入れます。乗車券は高田の鉄橋ゆきの軟券(手売り)と券売機券、フリー切符があるだけです。
阿字ヶ浦までの往復が570円なので、往復するより安いという非常に良心的な金額です。
発車したところです。まだ勝田駅構内です。いちおうJRとつながっていて、かつて上野からの急行があった時代がしのばれます。現在は、車両の修理や検査程度にしか使ってないと思います。
交換可能駅ですが、すでに駅舎はありません。
結構、直線が多くて、コンクリート枕木もおおいので、路盤には金をかけているようですね。
駅名とビジュアルから、高田の鉄橋とは上のやつ?って思った方、違います。
駅手間のガーター橋のことですよ。このあたりの地名が高田というらしく、地元では高田の鉄橋という通称のようです。ガーター橋はインパクトのある音がしますし、これは枕木がないのでそこそこ響きます。列車がとおると、夜間などは結構、遠くまで音が聞こえるのでしょう。
なかなか立派なガーター橋ですね。
駅舎ではバスの回数券も売っていて、自販機横に小さな窓口があります。売っているのは駅員さんで窓口が別になっているだけです。中の人は同じです。
出札口です。この窓口なんですが、いろいろと貼りすぎて会話に支障がでます。
横にグッズの展示です。
またスタンプが多いんですよ。
奥に見える棚は乗車券箱です。自社線はまだまだ硬券が存在します。
左の名所案内の朽ち方が見事だったので、駅名板と一緒に撮ってみました。昭和の私鉄ではよく見た看板ですね。
現存しているキハ205です。イベント時には出動します。
キップ売り場らしきものはありますが、無人です。
こちらも同様に無人です。
磯崎駅
こちらも無人です。
こちらは線路際で見かけたQRコードです。まさか乗客にスマホでとらせて、ネットでひたちなかのHPにアクセスするって話でもなさそうだし、、、って思って那珂湊駅で聞いてみました。列車にカメラをつけて、自動で撮影し、走行区間を把握して閉塞を解除するような仕組みをメーカーが試験中のようです。特殊自動閉塞式なども、もうすぐなくなるようですから、新しい閉塞方式が開発されているのでしょうね。
特殊自動閉塞式は下記の最後の方に簡単に記述しました。
痛々しいですね。キハ20です。
無人です。
駅終端方向を見ています。すごくホームが長いんですよ。国鉄からの急行列車が直通していた時代が偲ばれますね。夏は大量の海水浴客が降りたのでしょう。
こちらは発車前の運転士さんです。駅長がおこなうべき信号操作を運転士自らが行ってから発車です。