鉄ヲタというのは、ちょっとレアな場所をとって自慢する習性がありますよね(オレ含む)。
しかし、そんなに自慢げに語るほど快適なのか?
またまたサンライズネタで申し訳ないのですが、広島から東京への移動があったので姫路から平屋シングルに乗ってみました。広島から東京まで新幹線とかマジしんどいので、サンライズは重宝します。
黄色が2Fのシングル、青が1Fのシングル、赤が平屋シングルです。
廊下からの風景です。手前の部屋が平屋シングルです。
内部はこんな感じです。天井がしっかりあり、180㎝の方でも立てますね。窓は大きいので、ブラインドを開けておくと、外から丸見えです。昔の寝台列車であるあるなんですが、夜にうっかりカーテンやブラインドを閉め忘れると、翌朝、通勤ラッシュの人だかりの前にわが身をさらすことになります。
奥から入口方向です。
車窓の目線の位置はこんな感じ。
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では、ほかのシングルと比べてみます。
2Fのシングル。天井がカーブしているので、その分、狭くなりますが、室内に立てないわけではありません。
こちらは1Fです。逆に下が狭いので、荷物置き場が少し狭くなります。
外部からの状況です。1Fの部屋は東海道線の2F建てグリーン車と同じような位置にあり、ホームにいる乗客の靴を見る位置ですね。平屋とともにガッツリのぞかれてしまいます。
2Fからの風景です。
いろいろとウンチクを語りましたが、私の結論は25番がお勧めです。平屋シングルは天井高はいいのですが、良く揺れる。レールのジョイント音は一般の方でも気にならないと思いますけど、車端部だけあってポイント通過時に結構な横揺れがあるんですよ。東海道線でもそこそこ揺れたので、伯備線だったらもっと揺れるかもしれないです。
そう考えると、揺れの少ない車両の真ん中で、外から覗かれない点を考えたら、真ん中の2Fということで25番が推奨です。モーター音が2Fの方が気にならないという点も考慮にあたいしますね。
平屋シングルは、鉄ヲタが、レアな個室とったぜ!とマウンティングする要素はありますが、居住性としては疑問の残る結果でした。
むかしよく言われた、583系(下記の車両)のパン下ほどの価値は感じられないと思います。パン下とはパンタブラフの下ということで、通常は3段なのですが、パンタグラフがあるところだけは構造上2段になっていて、同じ値段なのに、天井が高いというお買い得感がありました。
※ちなみに姫路から乗る場合は、この駅で車掌が交替するので、ホームにいる車掌に予め検札を頼むと、部屋に入って速攻寝ることができます。