旅と鉄道の美学

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【鉄道施設系】 映画にみる鉄道風景 「砂の器」(1974年)

 今度、木次線にもう一度行ってくるので、ひさびさに砂の器を観てみました。やはり加藤剛丹波哲郎の物がいちばん趣があっていいですね。国鉄末期の雰囲気が感じられるし、見ているだけで旅に出たくなります。

 もちろん社会問題を扱っている部分やミステリーとしての面白みもありますけど、旅映画(?)としても良いですね。 

 

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 まずは羽後亀田駅到着時の風景です。ホームが舗装されていて、かろうじて旧型客車が走っていたりと、国鉄の地方幹線の姿がよく表れています。

 

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 羽後亀田駅をでる今西刑事らです。この駅舎はまだ残っています。現存するうちに行っておきたいところです。

 

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 食堂車の風景です。このような在来線の食堂車でいちど食事をしてみたかったですね。年代的に新幹線しかぎりぎり間に合いませんでした。

 

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 書店で地図を購入して亀嵩をさがしている今西刑事です。スマホばかりの若い方は紙の地図なんてほとんど見ないと思いますが、インターネットが普及する前は書店の入り口に地図がわんさと売っていて、旅行前に購入したものです。

 私の場合は、地図をたくさん購入する余裕はないので、旅行前に図書館に行って写し取ったりコピーしたりしてからでかけました。なので、ちょっとした旅行に行くだけでも相当な調査時間を必要としたものです。

 いまのように地元の方しか知らないようなバス停の時刻までネットで簡単に調べられるのは便利なんですが、達成感がありません。

 

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 もうひとつ印象深いシーンです。山陰への出張が決まってはしゃいでいる今西刑事です、手にしているのは山陰周遊券です。終始仏頂面の今西刑事ですが、出張前でなぜか楽しそうです。出張前の私みたいですね。 

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 おそらく新幹線ができていない時代の想定なので、京都から特急「まつかぜ」を使った想定なのだと思います。

 

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 しかし、鳥取駅で弁当を購入するシーンを見ると何か違和感があります。これ、特急「まつかぜ」ちゃうんやん。まつかぜはそもそも固定窓ですし。これは急行型気動車です。

 おそらく新幹線で岡山まで行って、急行「砂丘」あたりに乗っていき、鳥取でこのシーンをとったのではないでしょうか。愛称板がちょっと違うというのもわかると思います。 

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 これはモノホンのまつかぜです。

 

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 出雲三成駅です。駅舎の形、貨物の配置など、鉄道模型みたいな風景があります。

 

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 いまは建て替えらえてしまった出雲三成駅の駅舎です。

 

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 そして亀嵩駅。と言いたいところですが、実際は違います。近くの八川駅のようです。どうやらこの当時にすでに亀嵩駅にはそば屋があってそば屋の看板が入ってしまうということで別の駅になったようです。

 

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 こちらも亀田駅。と言いたいところですが、実際は違います。近くの出雲八代駅です。

 

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 この映画の中で何気に貴重なシーンと思っています。昭和46年廃止の北陸鉄道山中駅です。鉄道廃止後はバスターミナルとして活用されていて、この映画の当時、鉄道は既にないので今西刑事もバスでやってきています。

 

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 この映画には参宮線の二見浦駅も出てきます。いまでこそ無人ですが、当時の活気のあった時代の雰囲気が出ています。

 

 解説動画はここが優れていました。

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