総論としては、地味な展示が多い印象ですが、変にこびない九州らしさが良く出ていると思います。展示車両なども、車内に入れるところが多いので、ほかの資料館よりこまかくチェックできます。食堂車の情報が少ないことがちょっと残念ですね。せっかく副館長は元コックの宇都宮さんなので、そのあたりの充実も望まれます。
門司港駅の駅舎を出たら、すぐに右に曲がって、門司港レトロ観光線の駅を越えると、中央ゲートに到達します。
まずは展示者車両から。
入ってみたかったステンレスボディのEF30です。海水によるサビ防止のためステンレスの外観になっており、メタルメタル感がおしゃれな印象でした。関門トンネル用ですね。ガキころから気になっていた車両です。まあ中はいたって普通ですわ。
ただですね。カツオ人間みたいにぶった切ったところは残念です。完全な状態で保存してほしかったです。
貫通扉にはタラップがついていて、屋根上に登れるようになっています。「架線注意」の表示はその意味です。
こちらは九州を代表する電気機関車ED76。赤色は交流用の機関車を示します。外装が青色なら直流です。
こちらは赤色の481系です。特急みどりに使われるときは、赤いみどりと呼ばれますね。
この写真はちょっとわかりにくいかと思いますが、運転台の窓から後方を確認したアングルです。スイッチバックでバックするときに運転士が顔を出しているのを見て、視認性はどの程度か気になっていたので、実証してみました。
園内のミニ鉄道ですが、子供だましじゃありません。信号もきちんと組まれていて信号に沿って運転しないとダメっぽいです。乗りたかったのですが、子供らが並んでいたのであきらめました。またにします。
EF10。関門トンネル専用機関車だったようです。
ED72。
キハ07です。ガソリンカーとして有名でしたね。ガソリンは危ないので途中でディーゼルに変更されています。協調運転ができないので、2両のときはそれぞれに運転士が必要になってきます。
見ていただきたいのはシフトレバーです。マニュアルの客車は南部縦貫鉄道で最後まで走っていました。
これがホントの網棚です。小学生の時に飯田線の旧型車両でかろうじて見た記憶があります。
タンツボのあとだとおもいます。
481系。ボンネットの中には発電機が入っています。
冷水器です。ペットボトルが自販機で売られる前は随分とお世話になりました。
こちらは洗面台だけリニューアルされていますが、レバータイプです。水とお湯なのですが、どうつかっていいものか結局わかりませんでした。
枕カバーがすごくきれいですね。掃除も行き届いています。
寝台特急「月光」583系です。私は愛知県出身なので、特急「金星」(名古屋⇔博多)の印象が強いですね。全国的にはあまり有名ではなかったですが。
はつかりで一度だけ乗ったことがあります。
天井が高いのが特徴です。
これは昼の状態です。
寝台をセットするとこうなります。私はこの中段で寝たことがあります。
東京⇔長崎・佐世保感を走っていた寝台特急「さくら」です。地元の豊橋駅に停車する唯一の寝台列車
この写真は車掌室を外から覗いたところです。
見たかったのはこれです。YouTubeなどで寝台特急の車掌の行動を見ていると、ドア閉め後に室内の天井を指差していると思いますが、これを確認しているのです。
通路もきれいです。
懐かしいですね。九州出張の際に乗った記憶があります。
これは寝台から通路側を見たところです。通路の上が収納になっていて、スーツケースなどが置けるようになっています。車掌にばれずにこっそり寝られますね。
固定窓のなので、ガラスを割るハンマーです。
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