旅と鉄道の美学

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【鉄道施設系】 味のある駅シリーズ (廃)仁方桟橋(旧仁堀航路・広島県呉市)

 こちらは仁方駅の海側の出口です。昔はありませんでした。1時間近くあったので、仁方桟橋のあとを訪ねてみることにしました。

 

 仁方桟橋からは四国側の堀江桟橋との間を仁堀航路という国鉄連絡船が結んでいました。私がいちばんすきな連絡船でした。青函や宇高のようにエラそうではないし、宮島のようにキラキラしていない。生活に密着した素朴な航路でありながら、立派な国鉄連絡船の一つという点が魅力ですね。乗れてはないですけどね。

 

 現在は上図のようにまっすぐ行けますが、昔は正面口で出て、迂回する形でした。

 駅前でじい様が犬の散歩をしていたので、昔話を聞いてみました。国鉄末期のころはそうでもなかったようですが、もっと昔は鉄道と船と乗り換える人が多く、駅から桟橋まではいろいろな店があったとのことです。

 

 これが駅前の道路です。桟橋までまっすぐに進んでいます。目立つお店はセブンイレブンぐらいです。

 

 仁方桟橋です。完璧に残っています。今でも使われてるかの如きですね。地元のばあ様二人が夕涼みにきていたので、ここでも昔話を聞いてみました。高校生の通学などにも使われていてにぎやかだったけど、橋ができてそれも無くなったし。。。とのこと。

あまり寂しそうでもなく、思い入れもなさそうな話し方が印象に残っています。名古屋から来て最長片道きっぷの旅(正確には最長連続)の途中というと、驚いていました。

 

 こちらは海側です。仁方港の看板もまだついています。

 

 まだ乗車券を売ってそうな雰囲気です。清掃の行き届いています。

 

 伝言板も残っています。

 

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 かつてのフェリー乗り場ですね。

 

 岸壁です。いまは使ってないようですね。

 

 目の前の駐車場の中に仁堀航路の記念碑がたっていますので、行った際は忘れずに。まったく気づいておらず、待合室にいたばあ様に教えてもらいました。

 

 

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