旅と鉄道の美学

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【営業規則系】 無人駅での途中下車で車掌が乗車券に記入する線区はどこか?

 こちらの記事の続編です。

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 いったいどこの路線でこの慣行があるのか気になっていたので、この度の最長連続きっぷの旅でききまくっていました。

 

 まずは新たな実例を見てもらいます。

 左上が中央本線(中津川運輸区)、左下が飯田線伊那松島運輸区)、右が高山本線美濃太田運輸区)です。鵜沼は有人駅ですが、時間外のため記入してもらいました。

 実例はないですが、身延線を担当している富士運輸区もこのように記入するそうです。しかし、御殿場線を担当する沼津運輸区や紀勢本線を担当する亀山運輸区にはこのような慣行はないそうです。

 

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 で、私なりに結論が出ました。

 おそらく静岡鉄道管理局と名古屋鉄道管理局管内の慣行です。昭和時代から飯田線で行っていたことはあるようなので、国鉄から続いていることは事実でしょうし。亀山運輸区は元天王寺鉄道管理局管内ですから、慣行がなくても解せます。

 他方で国鉄当時から静鉄管内だった沼津運輸区が気になるところですが、当時の御殿場線は有人駅ばかりなので、この慣行自体が現場で必要とされず、すたれていったことも考えられますね。

 

 なお、今のところ、JR東海の一部線区のみで他社では発見できておりません。

 

 (24/6/22 補足)

 JR西日本・旅客営業取扱細則6条1項4号(1987年4月)に記載がありました。

 

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