もう鉄ヲタでも印象が薄くなっているかと思います。新潟県の十日町から日本海側の犀潟まで通じている高規格の路線です。むかしは、在来線最速の160キロで特急がぶっ放していました。地図をみてもらえばわかるように直線ばかりです。
開業時に訪れているのですが、今回、十日町駅でキップを買う目的で久々に見てまいりました。
開業時に越後湯沢駅でとった1枚です(1997年3月)。
こちらは今回、撮影したもの。塗装が少し変わっていますね。
越後湯沢から金沢まで直通していた特急はくたか(1997年3月)。
といったように、派手に開業したこの路線ですが、北陸新幹線の開業とともに 特急もなくなり、すっかり寂れてしまっています。せっかくの高規格路線にもかかわらず宝の持ち腐れです。開業時に訪問したときから、気づいてはいましたけどね。
でも、本当に長距離客に利用価値はないものなのだろうか。比較してみました。
【ほくほく線】
上野10:22⇒越後湯沢11:35/11:48⇒直江津12:58 8330円
【新幹線】
上野9:38⇒上越妙高11:25/11:37⇒直江津11:54 9570円
残念ながら、直江津方向では1000円高くても新幹線を選ぶでしょうね。通過客は確かに期待できそうにありません。特急がなくなるのも納得です。
超低速スノータートル
最近話題になったのは、あえて遅く走って、夜中にトンネルを見学、、、といった企画です。鉄旅オブザイヤー2019も受賞していますね。ある意味夜行列車ですね。寝る暇があまりないけど。
リンク⇒ 鉄旅 OF THE YEAR
フリーキップ
フリーキップは1500円で、車内でも購入可能です。しかし、この路線をあまり往復するって発想はないように思います。JR⇒ほくほく⇒JRといった形で通過連絡の形で乗車券を購入して途中下車していくのが安いと思います。
今回、私が購入したものですが、えちごトキめきからも越後湯沢まで購入可能で、101キロ以上あれば途中下車可能です。十日町駅は専用の途中下車印があります。
列車は直江津から来ますが、犀潟から信越本線と分岐しています。
左右に信越本線、真ん中をほくほく線が走って、大きくまたいで分岐します。
この高規格路線をみたらかつてのスピードも納得でしょう。そう考えると、西九州新幹線は暫定開業区間を狭軌にして160キロ運転でいいような気がするんですけどね。。。あの区間、何回か乗りましたが、乗客の皆さんは、新幹線で高くなるならかもめで十分と思っていますよ。
ちなみにこの写真の信号機に注目してください。電球の数が多いですよね。5個あります。これは「GG信号」と呼ばれるもので、130キロを超えて運転する場合に用いられるものです。青が二つ点いていたら、高速進行です。電車ごっこをするときは、指差ししながら「高速進行!」と言いましょう。
ということで、いったときは、ほくほく線名物の5灯信号機を見てください。
なお、成田スカイアクセスでは更に1灯増えた6灯式があります。
リンク⇒ 最高時速160km走行を支える世界最高水準の技術/成田高速鉄道アクセス
漢字にすると「頸城」です。難読になるので、ひらがななのでしょう。
この線形も注目ですね。片側で高速通過が可能な形になっています(一線スルー方式)。
97年に降りたときの写真です。目の前の頸城バスも今となっては懐かしいですね。
開業直後なので駅名板が間に合っておらず、なんの建物なのかわかりませんでした。名前につられて降りたのですが、特に何もなし。
97年3月の写真ですが、これは駅舎ではありません。大きい駅だな~って思って、降りてみたら「ふるさと会館」でした。現在は道の駅になっています。
リンク⇒ 道の駅 まつだいふるさと会館
十日町駅
飯山線しかない時代とは大きな変貌をとげていますね。ただし、駅前は寂れてしまって悲しい限りです。開業時の活気はすっかりなくなっていました。
改札内でも連絡していますが、連絡地下道もあります。
でも、派手なのは、駅舎だけで、構内は線路を剥がされて国鉄時代よりさびしくなっていました。これはJRの構内です。
越後交通バス乗車券・回数券発売所とあります。興味をそそる看板ですね。
さっそく訪問し、親父さんに尋ねてみたところ、現在は、乗車券の発売はしておらず回数券だけとのことでした。
800円を1冊だけ購入しました。
こちらはほくほく線側の駅舎です。さらにさびしい光景です。
手売り乗車券はこの二つと団体乗車券ぐらいです。
あとは券売機とマルスになります。
この駅は寄れてないのですが、是非降りてほしい駅です。筒石、土合、湯檜曽、湯西川温泉などと同じようにトンネル内にホームがあって、なかなか迫力があります。