一時的ですが、牟岐線の代行バス化情報がもたらされたので、大阪に住んでいる利点も活かしてさっそく行ってきました。路線が無くなるわけではないですが、いろいろと心配ですしね。
どうやって徳島入りするか?
大阪からですと、高速バスと南海フェリーという選択肢が浮かぶと思います。一見、高速バスの方が安いように思いますが、南海フェリーと南海電鉄がセットで2200円の企画乗車券があります。これが断然お得でしょう。フェリーはのびのび過ごせるので、高速バスのように下半身が固着しません。
私も片道はこの乗車券を使っていこうと思ったのですが、フェリーが減便なのであきらめました。
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東京からの場合は、サンライズ瀬戸とフェリーを使って往復するのが面白いと思います。サンライズ瀬戸と四国の特急を乗り継ぐときは半額になりますので、特急券は一緒に購入しましょう。
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名古屋からの場合は、四国たびきっぷになろうかと思いますが、往復が新幹線では味気ないですよね。
リンク⇒JR東海四国たびきっぷl
どちらかは近鉄の新型特急+南海特急+南海フェリーなどがいいでしょう。
なお、このフリー切符は、甲浦から奈半利間のバスは利用できないという欠点があるので、注意を要します。
どんな乗車券で旅するか?
牟岐線に乗るのであれば、往復するというのは、非効率すぎて芸がありません。室戸岬をまわって後免に抜けるのがどう考えてもベストです。
① 徳島・室戸・高知きっぷ
まず思い浮かぶのがこちらですが、最大の欠点は戻れない!ことです。途中下車は自由なのですが、片道乗車券なので、進むことしかできません。途中の鉄道はいいとしても、バス区間は意外と行ったり来たりしますから、余計な金がかかります。
③ 四国みぎした55フリーきっぷ
期間限定ですが、断然、このキップがおすすめです。途中下車も後戻りもできて、3日有効で、5000円です。徳島・室戸・高知きっぷの存在価値を完全になくしています。
極端な話、3日間なら何往復でもできるわけですからね。
私もこのキップを利用しました。JR四国の駅で購入するとマルス券になってしまいますが、宍喰、奈半利、安芸で購入すればこのようなオシャレなキップで出てきますし、何より感熱紙ではないので100年たっても消えません。
日付の部分は自分で書いてもいいですが、そこは美観を重視して駅で日付印を押してもらうのが良いでしょう。また旅をする際は、私のように途中下車印を集めていくと面白いですよ。
② バースデイきっぷ
誕生日の月の方と、同伴する方(3名まで)限定になってしまいますが、四国を広範囲に移動するのであれば、これがベストです。甲浦・奈半利間のバスを別に負担しても、かなりお買い得なフリーキップです。
では、乗りレポです。
1両のワンマンカーです。
中田駅(ちゅうでん)
昭和のマニアにはこの駅はよく知られた存在です。かの有名な小松島線の分岐駅ですね。
こちらは当時の時刻表の路線図です。何が面白いかというと、小松島駅と小松島港駅の存在です。小松島駅があったところに、フェリーへの乗り換え客の為に小松島港駅という別駅ができたというわけです。この区間の距離は300mなので、歩いた方が早いので、話題となっていました。
さらに、(臨)小松島港駅とありますが、正確には仮乗降場となっていて、小松島港駅の構内の扱いなのです。で、国鉄の基準からすると、仮乗降場へ下車するときはその先の駅までの乗車券を購入する形となるので、小松島駅から小松島港まで乗車する場合の乗車券は、「小松島⇒小松島港の次の駅」ですが、次の駅がありません。営業規則が詰んでしまいました。
この点を踏まえて実際に、小松島⇒小松島港を乗車したのが、故種村直樹氏ですが、氏は「小松島から小松島港まで」といって出札で最低区間の乗車券を購入し、300mだけ乗車しています。今なら、YouTuberが競って乗車しそうな区間ですね。
私の乗りたかった路線です。
リンク⇒ 廃止路線の駅舎・小松島線
中田の駅を発車したところです。左の空間が小松島線跡です。
踏切付近から左に分岐していました。
これがおおむねルートです。現在は途中が遊歩道になっており、 駅の跡はSL記念広場になっています。
これは小松島港駅の乗車券です。2小松島港駅発行となっている「2」が小松島港駅で発行されたことを示します。
列車交換で時間があったので降りてみました。
残念ながら業務時間外でした。
無人駅で交換設備も廃止されていますが、スタンプは阿南駅にあります。
ここで高校生がどっさり乗車してきました。
阿南駅の記念スタンプですが、珍しい物がありました。40年物のスタンプかもしれません。
阿波中島駅記念スタンプ印面です。
あまり使われていないだけあって、比較的にきれいにでます。
こちらは桑野駅の記念スタンプの印面。
だいぶ干からびています。