仕事をしていたのか、遊んでいたのか、よくわからなかった大阪への長期出張を終え、東京に戻ることになりました。私の性格を知っている方は分かると思いますが、相変わらずまともなルートでは戻りません。というわけで、3泊4日かけて大阪から東京への移動、1本目は氷見線からです。もちろん経費精算は東海道新幹線相当分しかできないので、はみ出た分は自腹です。
JRなので、青春18きっぷももちろん利用できますが、シーズンではない場合は氷見まで乗車券を購入しましょう。
私の場合は、このあと直江津を通って東京に向かうので、とりあえず氷見まで買っておきました(新幹線経由でない場合は東京まで通しで買えません。)。こうすると、途中下車していけますので、便利ですし、途中下車印も集められますよ。
ちなみに最近、気づいたことですが、途中下車印は券面の帯部分に並べるといいですよ。上下の端だと乾いてないうちに指で触ってしまって滲みます。右上は雨晴駅の 下車印ですが、乾かないうちに氷見駅で駅員さんに触られてしまいました。
なお、青春18きっぷの場合は、下記区間で乗車可能ですし、特定の駅で途中下車も可能です。
・あいの風とやま(高岡―富山間 ※富山で途中下車可能)
・IRいしかわ(金沢ー津幡間※金沢・津幡で途中下車可能)
東海エリアや関西エリアからの往復ですと、フリーキップも利用価値が高いでしょう。
https://railway.jr-central.co.jp/tickets/sekaiisan2/index.html
・北陸観光フリーきっぷ
https://railway.jr-central.co.jp/tickets/hokuriku-free2/index.html
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では、順番にまいります。ホテルは高岡にとりました。チェックアウトが12時のプランがあったので、早めの朝飯をとって手ぶらで小旅行です。
朝の通勤ラッシュ時間なので3両編成でした。乗車率はざっと120%でしょうね。
高坊どもがうっとうしいな~って思っていたら(俺も昔、そうだったけど。)、1駅でみんな降りてしまいました。こんなにいるんですが、無人駅で、車掌も集札しません。広島支社みたいに特改の駅員を派遣しないと、不正乗車を取り締まれませんよ。
で、いきなり乗車率120%から1%となり、 ローカル線の雰囲気が漂います。
氷見線で降りてみたかった駅の一つ目です。ここは、JR貨物との接続駅となっていて、広い構内が特徴です。もともと貨物取り扱いがメインの駅ですね。
この地図を見てもらえばわかる通り万葉線の新能町駅と近いので、そのまま高岡に戻るより万葉線に乗り換えた方が面白いでしょう。私も帰路で下車して、万葉線に乗り換えました。
この駅舎の事務室は右と左に分かれています。
こちらが右側の窓口。JR西日本の窓口でしょうね。
こちらが左側の窓口。おそらくJR貨物の事務所ではなかろうかと思うですが。。。調べてもよくわかりませんでした。国鉄時代から分かれていたのでしょうか。
貨物線との接続駅なので、側線がいっぱいです。
これは海側を見ている写真です。左に氷見線、右に貨物線が分岐します。
有人駅です。
待合室しかありません。
雨晴海岸付近
なんか突然、日が出てきました。
先頭車両には誰も乗ってないので、窓全開で楽しみます。非冷房時代の気動車を知っている人には共感いただけると思うのですが、ディーゼルの香りとエンジン音に加えて海風を味わうのです。国鉄車両という点もいいですね。
リバイバル臨時列車などは乗客が多くて落ち着きませんが、平日のローカル線で、青春18きっぷのシーズンをはずして、観光客が乗ってなさそうな時間を選ぶと、こんな贅沢な乗り方ができるんですよ。国鉄末期の赤字ローカル線に乗っていた時間がよみがえります。(当時とエンジンが変わっている点だけが残念ですけどね。
女岩(めいわ)です。この路線は海がきれいに見えるのはこの区間だけですので、見落とさないようにしてください。
こちらは道の駅で、雨晴の駅からも近いので、下車してお茶するのもいいでしょう。
雨晴駅(あまはらし)
降りたかった駅二つ目です。この列車は5分停車なので、ダッシュです。途中下車印をおしてもらい、記念スタンプを押して、駅の写真を撮って、入場券を買って戻る。小学生の時から変わっていないオレの鈍行列車ルーティーン。
国鉄時代から変わっていませんね。
観光案内所と出札をかねています。
キップはすべて発行器での発売になります。とりあえず子供で入場券を買っておきましたが、感熱紙なので10年後には消えていますね。その頃は、過疎化が進んで、この駅も無人になっているのでしょう。。。なんとなくさびしい将来が見えます。
せっかく風光明媚な駅なのですが、雲がでてきて残念な景色です。
駅舎はありますが、無人です。
先頭車両はハットリくん車両でした。
駅前は広いのですが、屋根がちょっと邪魔しています。
屋根の後ろは国鉄時代からの駅舎ですが、屋根が邪魔して写真を撮りにくいですね。
みどりの窓口もあります。
戻りは1本遅らせて、単行です。やはりハットリくんよりこの色ですよ。
終端部の状況です。
6両ぐらいは行けると思います。
抜け道について
この先、七尾に向けてバス路線があります。加越能バスで脇まで行き、そこから北鉄能登バスで、計1時間20分程度です。そのあと、のと鉄道に乗ってから金沢に戻るとか、能登空港から飛行機というのもありでしょう。バス路線2社ですが接続は悪くないのでおすすめです。
バス停は郵便局の前にあります。駅前のバス停とは違うので、ご注意を。