旅と鉄道の美学

鉄道を中心とした国内外の旅と切符などについて語ります。

【鉄道施設系】 味のある駅シリーズ 便器も展示物 門司港駅(北九州市)

 媚びないJR九州感がまんまんの門司港駅でした。門司港駅周辺も含めてすごくいい感じです。いつものようにマニア的視点で見ていきます。

 

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 まずは駅正面です。東を向いているので朝の方がいいですね。とりあえず向かいのお店の軒下から写してみました。

 

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 列車を降りたら、まずこれを見てほしいんですよ。角丸ゴチックで有名な鉄道文字です。[九]はJR九州のことではないですよ。特定都区市内制度の「北九州市内」に所属する駅を意味しますので、東京都区内⇒北九州市内の乗車券ならこの駅までつかえるということです。

 私などは、このような駅名板をみると、小学生の時の旅を思い出しますね。当時はチャレンジ2万キロというキャンペーンがあって、駅名板と一緒に相当写真をとっていましたので。

 おもしろいことにこの文字の伝統を重視してきたのはJR東海なんですよね。国鉄が好きだった須田さんの影響なのかな。JR東海エリアに行ったら駅名板を観察してみてください。言っている意味が分かると思います。  

 

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 そして、駅構内を先端から眺めます。私のいつもの行動パターンです。歴史のある大きな駅の場合は、端から全体を見渡すと、国鉄な気分に浸れるのです。というのも、この駅も同じですが、たいていホームの端は、JRでは利用しなくなっていて、昔の雰囲気が残っているからです。

 

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 ホームの屋根にも注目です。広いホームから往年時の様子が偲ばれます。

 

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 白熱電球にも注目です。まあそのうち白熱もどきのLEDに替わるでしょうけどね。

 

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 そしてかつての門司港運転区です。

 

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 現在は「小倉総合車両センター門司港車両派出」となっていますが、となりに「門司港運転区」の銘板があります。こういったものを残しているところがJR九州クオリティですね。単に金をかけないだけとも言えますが。。。

 門司から小倉に人口移動した歴史も感じます。

 ガラスに私が映り込んでしまいましたね。

 

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 とりあえずアップも撮りました。

 

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 改札前にある腕木式信号機。下の黄色の羽根は通過信号機です。こういったところにマニアを納得させる無言の主張を感じます。

 

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 手前の銘板は昭和47年に建立された0キロポストです。鉄道の沿線にはキロポストといわれる距離標識が立っていますが、その起点という意味です。

 

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 ホームから駅舎方向です。緩衝装置がないので、改札に列車が突っ込まないかちょっと心配です。小学生の時のニュースで天王寺駅阪和線事故をリアルに見ている世代ですので、気になってしまいます。あの事故で緩衝装置の開発に拍車がかかりましたからね。豊橋駅飯田線ホームですらありますから、JR間の安全対策に用いることができる予算の差を感じざるを得ません。

 

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 改札です。さすがに自動改札はあるか。。。

 

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 門司港駅といえば、JR西日本白浜駅と並んで特別な制服の駅ですよね。これは冬バージョンです。この写真を撮りたかったので、お願いし、ブログへの掲載も快諾いただいております。本当は、口ひげを蓄えて、もっと偉そうな態度で立たないと明治の復刻版駅員とはいえなんですけどね。個人的には、門司港駅の駅長だけは、ヒゲがあっても許されると思ってます。

 

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 再現された出札です。

 

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 大理石は残念ながら新品でした。田舎の古い駅舎などは長い年月で大理石の一部が硬貨で削られていたりするので、これを見つけたらじっくり観察してみてください。

 

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 いちおう乗車券です。なんかフォーマットが華奢になっている。

 

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 みどりの窓口です。歴史のある銀行の窓口みたいになっています。

 

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 内部です。趣のあるカウンターに最新式のマルスとはいい感じです。

 

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 天井も見忘れてはいけません。採銅所駅の天井と同じ雰囲気です。  

 

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 洗面所です。トイレではなく、純粋に洗面所です。

 

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 今ではすっかり見なくなりましたが駅の水栓柱です。20年ぐらい前まではローカル線に乗るとどの駅にもホームに水栓柱がありました。飯田線で電車通学していた時代は、よくホームの蛇口の水を飲んでいましたが、とある駅があまりに錆クサかったのを今でも覚えています。

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 復元された洗面台です。今の人は不思議に思うでしょうけど、蒸気機関車の時代は顔が煤まみれになりますから、大きな駅にはこういった洗面台がホームやトイレ付近にありました。また、特集をやります。

 実際に冷房なし車両でSLに乗るとわかりますが、鼻くそとか真っ黒ですからね。

 

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 当時の写真が掲示してありました。

 

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 便器も展示するところが門司港クオリティです。とりあえず使われた形跡はなさそうです。

 

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 こちらはトイレの入り口にある手水鉢です。

 

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 大正3年からのもののようです。このパターンだと、コインが入っていたりするのですが、トイレの入り口だけあって、1個も入っていませんでした。

 

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 いちおうスタンプです。国鉄時代のスタンプを復刻してほしかった。。。

 

 ★門司港駅長宛

 いまからでも遅くないので、国鉄時代のスタンプを復元してください。で、可能であれば、古いスタンプ台をどこかの駅から持ってきておいてください。詳しくは下記参照。あと、硬券入場券を置いてください。できれば明治時代風と、JR仕様の両方がいいと思います。最近はマニア以外にも硬券需要はあるので、両方、売れますよ。