旅と鉄道の美学

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【切符系】 フリー切符の伝統をまもった都区内フリー乗車券

 これほど長い歴史のあるフリー切符もないでしょう。
 2013年に廃止されていますが、国鉄時代から続く歴史のあるフリー切符でした。隣は姉妹的な扱いの横浜フリーです。

 

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 しかし、都内に住んでわかったことですが、実際はJRだけフリーで乗れても全然便利じゃない! はっきりいって地下鉄の方が有効なのだ。

 結局、自分で使用したのは修学旅行で配られた1枚のみでした。

 

 ちなみに国鉄時代は、下の写真のように乗車のたびに鋏がはいるので、乗り降りを繰り返していると、切符の周辺が凸凹になってしまうというオチがありました。

 さすがにその制度はJRでなくなっています。それはそうですよね。フリー切符なので、鋏を入れても不正乗車防止には役立ちませんからね(駅や時間によって鋏の形が違うので、普通乗車券の場合は意味がありますけどね。)。

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 以下の物は磁気券になってからのものです。

 立川発の方を見ていて面白い文言が見つかりました。「発駅からフリー区間入口の駅間でも途中下車できます。」となっています。これは便利ですね。

 下の東京発行の方は、「送迎の際『入場券』を別にお求めください。」という文言が入っており、確かにその通りなのですが、不自然ですね。そもそも送迎だけに利用することはないですし、フリー切符をもっている状態で、たまたま送迎をするために改札を入って出たとして、入場券を買うような人がどの程度いるのか。極めてレアケースにあるうえ、完全に良心に期待するようなものです。国鉄時代を引き継いでいる文言です。

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 最後に、都営とセットになったバージョンアップ版です。

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