青春18きっぷの略称は「18きっぷ」で定着しているかと思いますが、むかしは「青春18」と言いました。だいたい国鉄末期ぐらいで、JRになってからは「18きっぷ」が主流だと思います。
さて、要因は何だと思いますか?
写真をよく見てください。「青春18のびのびきっぷ」になってますよね。だから略しても「18きっぷ」にはなりづらいのです。
それはさておき、有効期間が2日になっている点に着目してください。当時は3枚が1日、最後の1枚が2日間有効だったのです。残念ながら、私自身はのびのびの時代は利用できていませんが、昭和61年利用開始であり、18きっぷファン歴はかなりのものです。上の写真の切符は他人からいただいたものです。祖父と一緒に18きっぷを使って遠出をしていましたが、小学生の孫とジイさんの組み合わせなので、なんとも青春ってイメージじゃないですよね。
なお、最初ののびのびきっぷには裏表紙にワッペンがついていました。利用目的も不明なうえ、なんといってもダサい!誰も貼っているのを目にしたことがないという幻に近い知る人ぞ知るワッペンです。
そうですよね。ワッペンがついているからといって有効な乗車券をもっているとは限らないので、検札はしないといけないですからね。自転車で「日本一周やっています」のように、「鈍行の旅やってます」みたいなベタなアピール以上のものにはなりません。
青色時代の青春18きっぷ
さて、18きっぷといえば、浪人時代も思い出します。
当時、受験戦略上、世界史から政治経済に方向転換したものの、
地元の予備校には講座がなく、夏休みの1週間、名古屋の予備校に通ったことがありました。
そこで鉄のパワー発揮ですよ。
乗車券を購入するより、18きっぷの方が安かったのです。
でも、それがいかんかった。どこにでもいけるきっぷはダメだ。
案の定、予備校のあとに名古屋周辺へプチ旅行をしてしまい、
毎日、終電で帰宅する羽目に。
★わかる方は分かると思いますが、発行駅にも着目してください。
深名線の「幌加内」です。廃止直前の幌加内と朱鞠内駅でそれぞれ購入しました。
もっとも、行っている余裕はなかったので、JRギフトカードを書留でおくって郵送で頼みました。JR東海のギフトカードでもJR北海道で使用できたのです。
この話はまたにします。
最近は出張がおおい業務についていたので、経費精算に慣れてしまい、すっかり特急に乗る癖がついてしまいました。18きっぷとは10年以上のご無沙汰です。
現在、18きっぷは、名称変更の上、全て1日用となり、やがては1枚紙になってしまい、なんとも不便ですね。
5枚バラの時代は金券屋で売られていたのが思い出されます。