旅と鉄道の美学

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【国内旅行系】 秘湯とともに士幌線跡をたどる 十勝三股駅跡

 ギリギリ国鉄時代から鉄ヲタをしている私にとって、あこがれの路線と言えば、士幌線糠平~十勝三股間です。

 あの時代の鉄道少年たちを魅了したコロタン文庫です。この巻頭の写真も見てそそられました。当時から普通の子どもじゃなかったんで、新幹線とか興味がなかったんですよ。古くて、ひなびていて、汚くて、ボロくて、変な路線や駅が好きだったんですね。この十勝三股駅はすべての要素を持っていました。とくに鉄道の駅なのに列車が来ないというのがそそられましたね。当時は常設の代行バスは珍しかったですし。

 最初に読んだときに「来ることもない列車を待ち、寂しい」なんてあるので、何の事だか分らなかったのですが、代行バスを知ったときには北海道の鉄道の衰退がはじまったことがわかって、寂しい気分になりました。

 当時はまだ小学生で、愛知県在住なので、北海道まで行くことはできませんでしたが、この駅は行きたかったですね。

 ということで、最長片道、改め最長連続きっぷの旅では、大きな寄り道になりますが、レンタカーを使って1泊して行ってきました。レンタカー代とガソリン代で5017円だったので、バスで行くよりレンタカーの方がいいと思います。早く予約すると、4000円を切るプランがあります。

 なお、最長片道きっぷを購入される方で、レンタカーを利用する場合は、レール&レンタカー割引を利かせると、特急券も割引きになりますよ。私は、最高額の乗車券を購入するため、あえて利用しませんでした。

 

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 まずは位置関係を順番に。

 寄っていただきたいところは、十勝三股駅跡、幌加温泉湯元鹿の谷、幌加駅跡、タウシュベツ橋(できれば近くまで行った方がいい)、森のトロッコ(下記参照)。そして歴史のある温泉郷糠平温泉で1泊ですね。

 これらに、士幌鉄道公園、上士幌町鉄道資料館、音更町交通公園を加えたら、士幌線跡を満喫して、ちょうど24時間におさまります。移動でちょっと飛ばしましたけど。

 

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 では、メインディッシュの十勝三股駅跡から。

 まずはバス停を目印に向かいます。この中にディスカバージャパンのスタンプ台があるらしいのですが、見るのを忘れました。

 

 バス停と反対を見ています。ここが駅跡の入口らしいのです。

 

 入って行って、駅だったと思われる場所です。さっぱりわからん。

 

 駅名板を見つけました。上の写真と見比べると、躯体は当時の物かも知れませんが、塗装は塗り替えられているようです。これしか痕跡は分かりませんでした。

 

 上士幌鉄道資料館にあった当事の代行バスの写真です。

 これは当時の乗車券ですが、バスの車内で売っていたそうです。日付も入っていますので、車内に日付印字器があったようです。おもしろいですね。