平成に開業した区間で、後免から室戸岬の方向に延びている土佐くろしお鉄道のごめん・なはり線です。この路線にのるときは、室戸岬をまわる形で行程に組み入れるのが効率的です。
ホームは3階の高さに相当します。
1Fに物産館があり、土産物も購入できますし、レンタサイクルもあるようです。この町は文化財となっている古い建物がいくつかありますので、自転車を使って町をめぐるのもよいでしょう。半日ぐらいのんびりして、室戸岬の宿に向かうのがちょうど良い感じです。私は逆方向からきました。
出札に向かう階段です。3F相当なので、けっこう疲れますが、エレベーターもあります。
簡素な出札口と改札で、直営です。
営業時間が短いので、キップを購入する際は注意を要するでしょう。朝早く訪れたかったのですが、この時間に固定されてしまい、後ろのスケジュールがきつくなりました。
特殊補充券と片道補充券です。いまではこの駅でしか手に入りません。なお、JR連絡で売れる範囲は伊野までです。規則上はJR西日本の駅まで売れるようですが、この駅にはマルスがないので、実務上、JR四国の伊野までのようです。安芸なら発行してもらえます。
1線片側ホームで、非常に簡素な造りです。
待合室横の展望台です。海まで見渡すことができます。
スタンプが多すぎでした。これではさすがにありがたみが無くなります。もちろん全部押しましたよ。
しんたろう1号です。一見普通の車両にみえますが。
海側に解放通路があって解放感抜群です。
車内からはこんな感じです。他で走っているトロッコなどの車両は時速40キロ程度に押さえられていますが、この車両は普通に70~80キロ近いスピードで走るので、トンネルに入る時のインパクトなど迫力があります。非冷房時代のローカル線を思い出します。
また、この路線は阿佐海岸鉄道などと違って、高架区間ばかりなのに、トンネルがそれほど多くないので、車窓が楽しめます。このデッキは正解ですね。
安芸駅が近づいてきました。ごめん・なはり線の拠点駅です。その昔、この一つ先の球場前駅のちかくまで土佐電気鉄道が延びていましたが、1974年に廃止されています。
安芸駅駅舎を線路側から見ています。線路が高台になっているので、さがったところにあります。みどりの窓口があってマルス端末を置いています。
ここから派手な阪神カラーの列車に乗り換えです。安芸といえば阪神タイガースのキャンプ地ですからね。
天井も阪神です。
車掌が乗務しており、車内補充券を発売しています。JR連絡は伊野までで、中村・宿毛線までは購入できません。
右に土讃本線が見えてきたら後免駅です。ちょうど映画「刑事物語4 くろしおの詩」で片山刑事が犯人を追いかけたあたりですね。
この駅で運転士はJR四国の方に交替です。
終点の高知に到着です。