阪和線といえば、周知の通り天王寺を和歌山を結んでいて、途中で関西空港に分岐していますが、路線図をよく見てください。鳳から少しだけヒゲが出ていますよね。今回はこの区間の乗車記録です。
歴史を振り返ると、阪和線自体は、この支線も含めて私鉄(阪和電気鉄道)として開業していますが、途中で南海に買収されて、戦時中に国有化されているという経緯をもっています。なので、この駅も一時的には南海電鉄であったわけです。
支線の敷設の意義は、景勝地であり、別荘地としても人気のあった浜寺周辺への需要を見込んでのことでいいと思います。
それでは鳳駅からスタートします。おおとりと読みます。
鳳駅5番線からスタートなので、人けのない方に歩いていきます。
途中で駅そば発見。昼には少し早いですが、朝食がバナナだけだったので、入ることにしました。
駅そばと言えばこれですね。かき揚げそば。うまかったですよ。
本数はなかなかのものです。日中に、なぜここまで需要があるのでしょうか。南海とJRがほどよく離れて並行しているから、接続地点としての需要なのでしょうか。
線路はこの先で大きく海の方向に曲がりますが、ホーム上からすでに曲線を描いています。
5番線出発信号機付近です。右に大きく曲がります。
そして直線。
すぐに終点の東羽衣駅です。乗降を効率よくさばけるように左右にホームがあります。
車止めです。新しくなっていますね。
ワンマン運転です。すわるほどではないのでしょう。運転士さんは立ったまま運転していました。この区間を1日中運転というのは退屈そうです。
珍しい物を見つけました。ごみを下階に落とすダストシュートだと思います。もう使えないようです。
いちおう有人駅ですが、みどりの窓口はありません。みどりの券売機のみです。
駅舎外観。
このあとは後戻りすることなく、南海の高師浜線に乗り換えるのがよいでしょう。