旅と鉄道の美学

鉄道を中心とした国内外の旅と切符など。リンクフリーです。

【コラム】 明けました。今年は最長片道切符の旅に出ることにした。【その2】

 最長片道切符を行うにあたっては様々な作法があるといえます。 今、計画中なのですが、悩んでいることを吐露しておきたいと思います。

 

 そもそもルートは?

 これは心配いりません。多くの先輩たちがネット上にアップしているので、そちらを拝借させていただきます。 

 

 優等列車に乗るか?

 最長片道切符を普通と快速だけでこなした人がいたようです。種村直樹『鉄道旅行術』によると、枕崎から広尾までで28日とのことです。やれないことはないでしょうが、社会人だと、そこまで根性出して旅をしたいとは思わなくなりましたね。特急だろうと全車指定席だろうとガンガン使います。

 

 分岐点通過列車に乗るのか?

 最長片道切符の場合は、小さな無人の接続駅で折り返すようなところがいくつかありますが、この駅に停車する列車があまりに少ない場合に、先まで行って折り返すのかどうかです。ルールを厳格に考えるのであれば、何とかして降りるのですが、そこは大は小を兼ねるです。先まで行って折り返すこととします。

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 例えば、新旭川です。特急同士で乗り換えるのなら、旭川に行かないといけません。

 この場合に、厳格にルールを守ると、旭川まで行ったら接続しちゃうのでは?と思うかもしれません。神経質な方は新旭川で折り返してください。

 

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 ちなみにこのような分岐駅を通過する列車が多い場所は、はみ出ても、下車しなければ、運賃はかからないようになっています。上記はJTBの時刻表の該当箇所です。

 

 実キロと営業キロと運賃計算キロ

 これは乗り鉄と営業規則鉄で評価の分かれるところでしょう。私はすべて営業規則を前提に考えるので、運賃が一番高くなればどれでもいいと考えています。

  例えばこの記事で登場する広島⇒徳山などは、新幹線、山陽本線岩徳線の3ルートがあり、どれを通っても最短の岩徳線で計算されますし、券面上は経路が指定されません(正確には新幹線か山陽本線が記載されて、選択乗車の関係になる。)。このときに、新幹線でさくっと移動するのは乗り鉄の方から裏切り者とのそしりをうけるでしょうが、私は流派が違います。

 もちろんこれで、岩徳線に乗ったことにはカウントしませんが、最長片道切符の旅に違反したとは思いません。ってか、時間がないので、許して!

 

 どこの駅で発行してもらうか

 こういう面倒な乗車券はうっとうしがられるので、仲の良い駅員さんに頼むのがベストなのですが、残念ながら、その方は出札ではないので難しいですね。それに運転士歴が長かったので、出札の知識はぶっ飛んでいるので役に立ちません。先日、話した感じでは、特別補充券の発行はおろか、マルスの扱いすら怪しい感じでした。いちおう帽子に赤線と金線はいっているので、助役ですけどね。

 あるいは旅行会社勤務の知り合いに頼む方法もあるのですが、その方は、団体旅行関係の営業職なので、JR規則にはこれまた疎いという始末。

 

 自分の名字と同じ駅で頼む方法もあるのですが、そこは、全国の駅の乗車券は売れるものの、委託駅なので補充券の発行ができません。

 まあ、近所の旅行会社かな。。。と思いつつ、ある駅にお願いすることに決めました。発表は、旅行開始後ということで。

  

 通過連絡運輸

 通過連絡運輸という制度を利用すると、JR以外も同じ乗車券の中に組み込むことが可能なので、JRだけに絞るのか?他社も入れるのか?という争点があります。私は営業規則鉄の観点から他社も入れます。とにかく一番距離が長くて、一番高額な1枚の乗車券という点に意味があるからです。

  

 現在、JR6社と下記の会社線は通過連絡運輸を認めていますが、JRの運用基準では1社しか認めないため、一つだけしか選べません。

青い森鉄道

IGRいわて銀河鉄道

えちごトキめき鉄道

伊勢鉄道

WILLER TRAINS(京都丹後鉄道)

智頭急行

  結果は、IGRいわて銀河鉄道の盛岡⇒好摩をいれるだけになります。せめて3社入れられたら、京都丹後と智頭急行の組み合わせで面白いルートができたのですが、残念です。

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 この黄色部分だけです。あまり派手には使えませんが、これによって花輪線に乗ることができる意味は大きいです。

 

 (通過連絡運輸の詳しい話は下記へ)


 資金はどうするのか?

 ネットを散策すると、30万円以上かかるようです。ヨーロッパに1週間ぐらい行く程度でしょうか。実は北朝鮮にいったときもそれぐらいかかりました。すでに節約生活は始めています。終わったら、費用積算結果もアップしようと思います。

 

 ということで、7月下旬から9月中旬にかけて断続的に実施するので、随時、結果をアップしていきます。