旅と鉄道の美学

鉄道を中心とした国内外の旅と切符などについて語ります。

【国内旅行系】 受験生応援企画 受験の旅をどう楽しむ?

 受験シーズン真っ只中ですね。旅師から、旅と鉄道を愛する後輩にお届けします。

 受験の旅も楽しんでしまおうというお話です。

 

 ● ホテルの選択について

 私は受験生時代に面白半分に夜行列車を組み込んで移動したことがありますが、3科目目でひどい睡魔に襲われました。夜行の高速バスとか、やめた方がいいです。ちゃんとホテルに泊まってください。雪などで遅延するリスクもありますし。

 

 さて、ホテルの選択ですが、基本は受験会場にとにかく近いホテルがベストです。しかし、やむを得ない場合は利便性の高い駅付近ですね。このとき大学から田舎方向にホテルを取るのではなく、逆に都会方向に取るといいです。通勤客と逆方向なので、無駄なラッシュに巻き込まれることがありません。

 また、変な節約癖をだすより、人生の大事な時なので、タクシーを使うという選択肢も考慮に値します。特に地方都市の駅から満員のバスで、雨が降っていたら重宝します。受験会場付近のタクシーは配車がまにわない可能性もあるので、前日に予約を入れましょう。

 

 それからホテルがとれなくても、あきらめてはいけません。
 旅行会社には受験生専用ツアー枠があるので、一般では受け付けられないけど、受験生なら申し込めたりします。このとき朝夕食セットのプランがあったら、迷わずにそちらをおすすめします。社会人になってしまうと、出張の夕食は地元の居酒屋で、地の物を肴に地酒を楽しむので、ホテルの夕食は不要ですが、受験生は一人旅の経験が浅い人が多いと思いますし。それに酒ぬきの夕食って、昼食と違って探しにくいんですよ。チェーン店ではテンションが下がってしまいますしね。

 私の場合は、高校3年になったころは散々夜行列車の旅をしていた身なので、平気で居酒屋に入って、適当にみつくろって食っていましたが(酒ぬきで!)。絵的におかしいだけで、高校生が居酒屋に入ってはいけないルールはないですし。

 

 なお、東京で受験する旅好き受験生へ! 特に文学部志望の受験生!
 1回ぐらいは、ご両親にねだって、東京駅のステーションホテルに泊まってみてはどうでしょうか。川端康成松本清張が好んだホテルですね。普通のホテルの2~3倍しますので、社会人になっても、そうそう泊まることがないでしょうし。

 私は、旅師な受験生として、景気づけに第1志望の受験で利用しました。
 18000円だった記憶がありますので、セレブな受験生と思われたかもしれません。朝起きたら、ドアの下に新聞がはさまれており、特別感がありましたね。もちろん他の受験日は6000円レベルですよ。

 ですが、結果は不合格でした。浪人して翌年、リベンジ達成しています。

 

 当時はネットもなく、時刻表に載っているリストをみてホテルを予約する時代なので、自分で電話して予約しました。もちろん高校には地元の旅行会社がパンフをもって「受験生の宿」的な商品の営業にはきていましたけど、あえて自分で手配するところが旅師です。

 あと、面白かったのは、JRになってみどりの窓口がないような田舎の駅でもホテルのクーポン券の販売ができるようになっていたので、さっそく利用しました。JRの地紋が入った補充券のようなクーポン券に手書きでホテル名などが書かれて出てきました。これはホテルに渡さないといけないため、コピーを取っておきましたが、どこにしまったのか見つかりません。

 

 ● 乗車券・航空券はどうするのか?

 乗車券は学割でいいでしょうが、航空券はそのまま購入するしかないですね。スカイメイトという方法もありますが、確約のないチケットなどは受検時期に危なくて手を出すわけにはいきません。

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 とれなくても、あきらめないでください。航空会社のHP以外にも、無名の格安旅行会社のサイトで購入できることがあります。最近では航空会社自らが事前割引チケットをだすようになってきましたが、昔は結構メジャーな存在でした。今では値段はそれほど安くなりませんんが、直球では取れない場合の手段として重宝します。特にビジネス需要の高い時間帯を外すとすんなり購入できることがあります。

 また旅行会社の出しているホテル+航空券or新幹線プランで取れることもありますので、検討してください。

 なお、学割証を無駄にしないよう下記の記事を参考にどうぞ。 

 
 ● 学食めぐりしてみる?

 わたしは今でも学食めぐりをしています。たぶん30大学以上は食べていると思います。仕事が不動産系なので、営業職時代は賃貸物件の紹介のため大学生協と打ち合わせすることもありましたので、わざと昼前後に行って、学食で食べていました。

 受験時代ももちろん学食つぶしをしていました。試験開始前に学食の場所とメニューを確認して、最短の避難経路を確認し、終わったら直行。メニューまで確認するのがミソです。ここでも闘いなんですよ。

 

 ひとつ裏技を教えておきます。昼飯は血糖値の急激な変化(低血糖)を防止して、眠気を最小限に抑えるようにすると点数が上がります。麺類やご飯の大盛りとか最悪ですね。私が実験して最大の効果を発揮したのは、サラダ、スープ、サーロインステーキとごはん小です。1600円でしたが、効果抜群でした。
 もっともこれはビジネス本を読んでから実験したので、受験時期はこんなこと考えていませんでしたけどね。言っておきますけど、事前に模試などで実験してくださいね。それから食事は野菜を最初に食べる癖をつけてください。

 

 ● 浪人生活について

 旅から離れてしまいますが、受験生対象なので、ついでのお話。

 もちろん現役合格がいいのですが、1浪までなら浪人もありだと思います。1浪してダメな人は2浪してもダメな率が高いので、どうしてもなら、仮面浪人ですね。たいていそのままなじんでしまいますがね。

 

 大学選択については、気風を大事にすると楽しめますよ。一般的には偏差値レベルで選ぶようなことが多いと思いますが、同じレベルの中では気風を重視してみてください。同じような価値観の人が集まってくる可能性が高いので、過ごしやすいです。わたくしの場合は、①東京にあって、②歴史があって、③就職に有利で、④研究レベルが高くて、⑤ダサくて、⑥汚い大学という基準で選びました。この中で、①はミーハーな理由ではなく、「東京のバカヤロー」(by長淵剛)がどんなものか観察をしたかったからです。⑤と⑥は、当時、校舎がどんどんきれいになっていく中で、「大学というものはダサくて汚いもんだろ!」的な思い込みがあったことです。今でも思ってますがね。まあここにも古い物好きが影響しています。

 

 なお、10代で人生の挫折を味わうのはいい経験ですよ。1年ぐらい出家生活を送っても、体もこころも壊れませんし、何よりこのときの経験が社会人になって活きてきます。ただし、注意点があります。浪人した場合は、わき目も振らず一心不乱に勉強してください。

 さらにもう一つ、注意点です。一心不乱といっても、ピークコントロールは心がけてください。校内マラソンなどで、出だしだけハシャいで、途中から脱落する奴がいたと思います。あれではだめです。

 ここでは、心のピークコントロールと記憶のピークコントロールの二つが大事です。 

 前者は途中で精神的に燃え尽きないようにすることですね。そういう意味では夏休みに旅に出るのもありです。私などは海外旅行から帰ってくると、逆に無性に仕事がしたくなったものですが、同じようか効果が期待できると思います。

 後者の方は思考訓練と、長期記憶・短期記憶の効率的な活用です。資格試験などで相談を受けた際によくアドバイスするのですが、直前になると、体系的理解を背景にじっくり思考をめぐらすような勉強の余裕はないので、短期記憶に頼って得点の上澄みを目指すしかありません。思考力の訓練は夏のうちにやっておいてください。夏前の模試で単に知っているか知ってないかの問題しかできてないようであれば、危ないと覚悟してください。夏休み後には記憶が飛んでいる可能性がありますからね。おそらく夏前は思考力養成と重要事項の長期記憶化、年末から短期記憶で上澄みというのが王道だと思います。

 こういった戦略をねる時間が持てるのが浪人の強みです。

 

 さて、私の浪人生活は、友人との連絡をいっさいを絶ち、予備校でもつるまずに、ひたすら一人でやりました。ここは本人の性格にもよるでしょうけど、高校時代よりも時間に余裕ができますし、予備校への往復では誘惑も多いので、易きに流れることのないよう十分注意してください。

 ただ、ほかでも書いたのですが、少し遊んでしまいました。夏休みは名古屋の予備校に1週間通ったのですが、青春18きっぷを使ったので、帰りに通学に関係ない鉄道に乗りまくってしまったのです。数百円安いという理由で普通乗車券でなく青春18きっぷを使ったのがまずかったのです。

 

 ところで、働くようになると、プロジェクトを任されたときや繁忙期などは、寝る間・休む間を惜しんで集中しないといけない時期に遭遇します。このときに一定期間集中しておこなうと、量が質に転化し、ビジネスパーソンとしての次のステップに行けるのです。プラトー現象といってもいいでしょう。受験時代の苦労を思い起こして乗り切る糧となります。

 それに社会人になると仕事上、さまざまな資格を取得しないといけなくなりますので、受験のときのコツを活かせるというメリットがあります。

 これで少しでも受験勉強の意義が見出せたら幸いです。


 ● 最後の受験日ぐらい遊んでも?

 わたしは、資格試験などの帰り道に必ずすることがあります。試験場に一番近い喫茶店に寄って、一番高いコーヒーを飲むのです。試験場から流れ出す人の群れと一緒になるのが嫌いですし、緊張からのクールダウンを兼ねています。
 最後のちょっとしたご褒美みたいなものですね。もはや儀式です。

 

 実は大学受験の帰りも結構遊んで帰っていました。
 プロフィールにもある通り愛知県の飯田線沿線なので、行きは正攻法で豊橋から新幹線ですが、帰りは、急行東海や踊り子に乗ったり、中央線や身延線を回ったり、小田急御殿場線に乗ったり、まともなルートで帰った記憶がないですね。新橋やサンシャイン60の鉄道ショップに寄ってから帰ることもありました。

 

 最後の受験日の帰りぐらい別のルートを通って温泉でも1泊したらどうでしょうか。

 そこまで行かなくても、【グリーン車!】あるいは【グランクラス!】でゆったり帰るとかどうですか?

 

 ● 合格後のそう快感は格別である

 受験生活の終わった時の爽快感は、なにものにも代えがたいものがあります。シャバの空気のおいしさを感じるときですね。
 わたしはスイッチが早いので、合格発表から1分以内に机周りの片付けに着手し、1時間以内に自動車学校の申込用紙を取りに行き、2時間後には北海道旅行の計画を立て始め、翌日にはバイト探しでした。

 合格後、入学前に旅にでるのはいいですよ。いちばんテンションの高い時期なので、無駄に楽しいです。そのときの写真をみると、目がイキイキとしていました。でも、下記の記事を読んでもらえばわかりますが、今考えたら最悪の旅行です。周遊券のハンコに注目です。

 

 ということで、最後に一勝地駅熊本県肥薩線)の入場券をアップしまして、合格を祈念させていただきます(一勝しかできないんですか?とか質問しないように。リロードして勝ちたい数だけ見たらいいんですよ。)。

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