私の確認できた範囲ですが、北朝鮮の鉄道事情です。
まず、平壌⇔新義州間の幹線です。日本でいう東京⇔大阪間に匹敵するぐらいの最重要路線です。あの国の偉い人が中国に行くときに通る路線で、以前は爆破テロらしき事件も起きています。
やはり幹線だけあって、路盤も保安設備も新しいです。コンクリート枕木が敷かれて、自動閉塞も完備していると思います。しかし、使用してないところは信号が消えていますし、ATSなどの装置も見受けられないので、人為的なミスによる衝突事故の可能性は高いのではないでしょうか。
点灯している出発信号機
場内信号機(反対向きなので点灯しているかは不明)
消灯している入換信号機
ポイントは日本と同じですね。自動化されているようです。
次に貨車を見てみると、ひどい劣化状況です。幹線でこのレベルということは地方路線は相当劣化した車両を使用していると思われます。
これは湾を仕切った西海閘門の線路です。新しいだけあって立派ですが、バラスト(砂利)が少ないですし、ほとんど列車が通った形跡がありません。
平壌市内の路面電車です。パンタグラフが大きい以外は、普通です。
最後に郊外路線ですが、廃線かと思うような状況です。バラストは少ないうえ、枕木も腐りかけており、これは脱線のリスクが高そうです。電柱も木製ですね。地方の鉄道自体を見ることは難しいのですが、温泉にいったついでに通りかかったので撮影しました。なお、途中にある田舎の駅にもよりたかったのですが、無理でした。
踏切番の小屋。現役です。
準幹線らしき線路です。電柱はコンクリート製ですが、信号は腕木式信号機です。
なお、地下鉄の事情は下記をご覧ください。
参考記事