旅と鉄道の美学

鉄道を中心とした国内外の旅と切符など。リンクフリーです。

【国内旅行系】 一部廃線決定。日高線の旅(北海道)3

  新冠駅

 

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 無人駅ですが、近所の道の駅で入場券を売っています。

 

www.hokkaido-michinoeki.jp

  

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 これは友人に購入してもらった物です。2枚連綴されていますが、きちんと折り曲げずに届きました。なかなかいい仕事をしています。

 私の方は友人が購入できなかった浦河駅の分を余分に買っているので、バーターということになりますね。昔は一緒に旅をして、途中で別の駅に降りて、お互いに入場券を購入して集めるという形で入場券収集をしていました。 

 

  節婦⇒大狩部 被災区間

 

 路盤の流出した区間です。動画の方がわかりやすいと思ったので、動画で撮っています。流出しているのは動画の最後の方です。この映像で良くわかると思うのですが、海に近すぎて防災面からもともと無理のある路線であったことがわかります。


日高線被災区間 節婦⇒大狩部

 

 大狩部(高台)仮乗降場(?)

 

 これを取り上げたことに、おぉ!って思った人は、国鉄時代からのマニアですね( ̄∇ ̄)。静内駅を出た後で、駅でもらった時刻表を見ていたら、「大狩部(高台)」というバス停を発見しました。 

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 これはまさに士幌線の「幌加温泉入口」と「スキー場前」を思い出させるような仮乗降場なのではないでしょうか。営業規則マニアの血が騒ぐバス停です。「青春18きっぷを使って闇の駅で降りてみる」とか、ユーチューブネタにどうですか?

 あるいは東京都区内から大狩部までの乗車券を使ってここで降りてみるとか(おそらく仮乗降場的な扱いなので、乗車券には大狩部(高台)とは表記されません。)。

 

 【(〇-〇)〆 説明しよう!】

 仮乗降場とは、国鉄時代に地元の要望などに応じて各鉄道管理局の権限で設置できた停車場(停留所)のことです。基本的に簡素なホームと待合室などがあるだけのものがほとんどです。旧士幌線の「電力所前」や、旧天北線の「飛行場前」、旧名寄本線の「四号線」、旧小松島線(徳島県)の「小松島港」が有名でした。小松島港などは、和歌山港へいくフェリーの発着があるので、管轄となっている本家の小松島駅よりにぎわっていました。「四号線駅」で画像をググってみてください。仮乗降場のイメージがわかると思います。 

  しかし、JRになって仮乗降場の制度はなくなってしまったのですが、 国鉄時代に同じように代行バスだった旧士幌線糠平と十勝三俣駅の間には前記のような2か所の仮乗降所がありました。それにそっくりなので、旅師の血が騒ぐわけです。

  

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  これが大狩部(高台)バス停です。となりは道南バスです。いそいで撮りました。

 

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 厚別川です。京都丹後鉄道の由良川並みに風流な橋ですが、もう列車が通ることはありません。  

 

  清畠⇒厚賀被災区間

 

 こちらは橋が流されてしまった場所です。


日高線被災区間 清畠⇒厚賀

 

  厚賀駅

 

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 いい感じの駅なのですが、ちょっとタイミングを外してしまいました。

 

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 清畠・豊郷間の橋梁跡です。一部は桁も無くなっています。

 

  日高門別駅

 

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 あわてて撮ったので、ピントがずれてしまいました。無人駅です。

 

  富川駅

 

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  ということで、もうすぐ代行バスの終点である鵡川駅に到着します。