仕事で使っていますが、旅にも便利なので紹介しておきます。それぞれ特徴があるので、その特徴を踏まえて活用すると、安くて便利な方法で車を使った旅が可能です。
JRを2割引きにするレンタカー
まずJRを201キロ以上使う旅の場合は、学割並みの2割引きとなるレール&レンタカーきっぷを活用すると良いでしょう(特急1割引き)。詳細は下記の通りですが、簡単に言うと、あらかじめレンタカーの予約をして、その情報をみどりの窓口に持って行って、JRの割引キップを購入するという方法です。
JRに乗らない場合
この場合でも、まともにレンタカー会社に申し込まない方が安かったりします。まともに申し込むとしても、たいていウェブ割などがあるので、電話で申し込むなどといった古典的な方法は避けましょう。
① 飛行機や宿とセットにしてしまう。楽天トラベルなどを活用してセット割を狙います。
② 株主優待券を金券屋で購入して活用する。ニッポンレンタカーなどですね。
③ 旅行会社のツアー扱いで申し込む。完全なパックツアーではなく、ある程度の選択肢から自分で選べて、航空券+宿+レンタカーみたいなプランがあるので、友達や家族と旅行に行くときは活用できるでしょう。
これは、競争率の高い人気の宿などに泊まりたい場合に威力を発揮します。一般では予約できなくても、その旅行会社がツアー用の枠を持っている場合があるからです。人気の宿に泊りながら旅をしたいときは、旅行会社のHPで検索してみましょう。
激安レンタカーは心配では?
ガソリンスタンドなどでついでに行っている激安レンタカーは不安という方にお答えします。わたしの感じた最大の欠点は、台数が少ないので、競争率が高いという点です。決められた台数しかなく、他の店舗から移動させるようなサービスを極力排除して運営しているので、いろいろと融通が利きません。その分、安いということですね。
他には、走行距離がそこそこいっている場合や、掃除がいまいちといった車両が多いことを耳にしました。レンタカー専門店ではなく、ガソリンスタンドや車屋がサイドビジネスでやっていることが多いので、多少の手抜きはあるでしょうね。
カーシェアの活用法
次にカーシェアを旅に使うメリットです。
① 短い時間で利用できる。これがまず最大のメリットです。レンタカーだと、最低でも通常は6時間に設定されているので、それ以下のちょこっと乗りには重宝します。
② ステーションが多い。レンタカーに比べて圧倒的に多いので、さまざまな場所から乗り始めることができます。だいたい市街地と都市近郊駅前と考えてもらっていいと思います。もともとビジネス需要から生まれたものなので、逆に観光地だとなかったりします。
欠点として、同じ場所に戻さないといけないというルールがあります。なので、レンタカーのように空港で借りて駅で返すなどといった裏技が使えません。
③ 24時間借りられる。返せる。
最近は24時間営業のレンタカー屋さんも減ってきていますので、深夜や早朝に急な用事があった場合は重宝します。仕事で早朝に現場や営業先に行かないといけない場合、深夜の危篤ですぐに駆けつける必要がある時など、助かったことがあります。
④ 車種が豊富
たしかローバーミニもあった気がします。繁忙期は、ギリギリで予約したら全然空いてなくて、女の子用の車で営業先に行ったりしてちょっとネタにしました。
さすがに井の頭五郎のように軽トラってことはなかったですが。
⑤ ガソリン代が貸主負担
レンタカーは借主負担ですが、カーシェアは貸主負担です。
私が仕事でよく使っていた小倉⇔博多間を例にします。
この区間を見ると、小倉、九州工大前、戸畑、八幡、黒崎、折尾、赤間、東郷、福間、古賀、新宮中央、九州産大前、香椎、千早、箱崎、吉塚、博多と、こんなにたくさんのステーションがあります。
不動産業なので、なんだかんだで1/3は外に出ていました。福岡市内は社用車で行けばいいのですが、市外は渋滞などに巻き込まれるとスケジュールが狂ってしまいますので、主だった駅前にあるカーシェアは便利でした。駅に着いたら、2~3時間程度車を使って現場を廻るような形ですね。
で、仕事をしているときに感じました。これ、普通に旅に使えんじゃんね?
カーシェアって、ビジネス感が強かったので、なんとなく見落としていました。鉄道で行って、あまり大きくない駅で降りたときに、都合の良いバスがないと絶望ですよね。タクシー使うには高いし。そこでカーシェアなわけですYOー。
雨が降っていたらなおさらです。
上の地図でいうと、宗像大社に遊びに行くような場合ですね。東郷駅や赤間駅前にステーションがあるので、そこまでJRで行って、そこから宗像大社周辺で遊んで帰ってくる。遊び疲れたあとに車を運転するダルさからも解放されて、電車にゆられて寝ながら帰ることができますね。このような活用法が最大のメリットです。疲労によるうっかり事故も防げます。
使い分け編
では、どう使い分けたらよいのか?
いまでは、タイムズがカーシェアとレンタカーの両方をやっていますので、これで比較してみようと思います。 share.timescar.jp
これらを見ると、一般的な分岐点は6時間でしょうね。表は私の作成です。
カーシェアの場合は、6時間を超えるとキロ16円(乗り始めからの距離)の加算料金がかかってきますので、距離があると痛い(表は合計走行距離で100キロを想定)。他方で、レンタカーはガソリン代がかかるので、これも計算に入れないといけません。
ざっくりとした答えとしては、6時間まではカーシェア、6時間を超える場合はレンタカーでしょう。但し、街乗りばかりのように、燃費が悪くてガソリンを消費するにもかかわらず、走行距離が延びない場合は、6時間を超えてもカーシェアがお得な場合は考えられます(ガソリン代は貸主負担のため)。
カーシェアを借りる手順
結構合理的にできています。
① ネットで予約。
② 時間になったら駐車場にいき、車の所定の場所にあるセンサにカード(下記)をかざすと鍵が開く。
③ 車の中に鍵があるので、それを取りだして運転する。
④ ガソリンは半分を切ったら提携店で入れておくルール(あまり守れてない?)。ガソリンカードは車内にあるので、それで払う。
⑤ 鍵を車内の所定の場所に戻して、カードでロックする。