この記事で扱った株主優待券のお話です。
JR西日本の優待券がこんなに進化していました。なんと半額ですよ!
おまけで京都鉄道博物館の割引券も付いています。
これは一緒についていたご案内です。ちょっと怖いことが書かれていますね。「寝台を利用する場合は、運賃・料金とも割引の対象とはいたしません。」とあり、うっかりサンライズの寝台を使おうものなら乗車券を割引きできません。
これも一緒についていた営業路線図です。ここで思うわけですよ。株主優待券を使ったJR西日本最長片道切符!どなたかユーチューバ―の方でやったら面白いと思いますよ。
ということで、本題に入る前に、ポイントだけ先に上げておきます。
① 片道乗車券しか使えない。往復や連続は不可。
⇒上手に一筆書きにしましょう。
② 寝台券には使えない。寝台券との併用の乗車券にも使えない。
⇒サンライズの寝台車には使えません。ノビノビシートには使えます。
west express 銀河にも使えます。
③ グランクラスには使えない。しかし、併用する乗車券には使える。
④ 複数の特急券にも使える。
⇒これが一番のメリットです。途中下車を繰り返していくつもの特急を乗り降りするような場合は威力を発揮します。
なお、有効期間は5月末までなので、金券屋やヤフオクで手に入れる人は期限ぎりぎりで安く購入したらどうでしょうか。で、乗車券は1か月前まで購入できるので、5月中に6月に乗車する分を購入したら、相当、お買い得だと思います。
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今回は下記の区間で利用してみました。
木次線がメインの目的です。東京在住なので、いつもの御用達、サンライズ出雲です。寝台列車に使えないのではなく、寝台に使えないだけなので、指定席扱いののびのいびシートには利用可能です。
特急券はJR西日本エリアの最初の駅である姫路で分けて、姫路以降を優待割引にする方法もありますが、かえって高くついてしまいますので、東京から普通に購入しています。
●乗車券(米原⇒岡山⇒伯耆大山⇒宍道⇒備後落合⇒塩町⇒福山⇒博多南)
(1106.9キロ)
正規運賃:13,420円
割引運賃:6,710円
正規料金:4,170円+100円=4,270円
割引料金:2,080円(円未満は切捨)+50円=2,130円
正規金額計:17,690円-割引金額計:8,840円=8,850円が浮きます。
しかし、私の場合は、東京から乗車しているので、割引後の金額である8,840円に東京⇒米原の普通運賃7,340円を加えてみると、最終的に16,180円となります(サンライズの特急券は除外している)。
他方で、優待を使わずに購入した場合は、乗車券(東京⇒博多南1552.8キロ)16,830円と自由席特急券4,270円なので、計 21,100円となります。最終的に4,920円が浮きました。
と言いたいところですが、木次線の出雲横田と備後落合の間が雪で不通となり、出雲横田から先が払い戻しとなりました(無手数料)。で、出雲横田で伯備線を経由して福岡まで別途購入し、結局、高くついた次第。あいかわらず、雪男でした。