船つながりでもいっちょ。ボルネオ島のコタキナバルからブルネイに船で移動した記録です。大まかに、島の上半分がマレーシア、下半分がインドネシア、上の真ん中ぐらいに小さくある国がブルネイということになります。
日本からはセブ・パシフィックがフィリピンを経由してコタキナバルとブルネイも結んでいるので、途中を陸上移動という形で航空券を予約すれば安くブルネイに立ち寄ってこれます。
さて、コタキナバルからブルネイへの移動は、飛行機に加えてバスという方法もあり得ますが、フェリーの方が好きなので、こちらを選択しました。バス移動の場合は、途中入り組んだ国境があり、出入国審査が頻繁にあることで有名です。合計9個のイミグレスタンプが押されるので、一つのバス路線でのイミグレは世界で最多ではないでしょうか。
まず位置を確認しておきましょう。下記の地図はボルネオ島の北東あたりです。海岸に沿ってラブアン島でいったん下船して別の船に乗り換えます。ラブアン島はマレーシアですので、ラブアン島で出国審査という形になります。
コタキナバル
特に目的がない場合は、いつもの鉄則で、駅や空港、港の近くのホテルということになります。今回も港に一番近いホテルで、Booking.comで安いホテルを予約しておきました。中国系の來來飯店です。歩いて港まで行けます。
中はいたって普通です。
乗船券を購入しに港までやってきました。こういった国際フェリーのチケットは安全のため、できるかぎり事前に購入しておくことをおすすめします。
左上のK.K.はコタキナバルの略称です。上段がコタキナバル⇒ラブアン(所要3時間)、下段がラブアン⇒ブルネイのムアラです。なお、8:00発の便に乗らないとその先が続きませんので、ラブアンで1泊する羽目になります。ただラブアンは自体はホテルがいっぱいあるので、当日でもどこかに泊まれるでしょう。
港湾税のチケットです。
こちらが通しの乗船券です。まあ、マニア的に言うと、連続乗船券といえますねw。
港の昼の風景です。
こちらは夜の風景です。
それでは乗り込みます。
7わりぐらいの乗船率でした。
ラブアン
ラブアンに到着です。ここはマレーシアのなかでもサバ州とならんで、独立自治が認められており、入島に際しては入国審査に準じた形態と聞いていましたが、特にスタンプも押されませんでした。
ここは知る人ぞ知るタックスヘイブンで有名な島で、あとはリゾート地ぐらいの印象でしょう。鉄道、温泉、遺跡などの吾輩の興味のあるものはないので、スルーです。
暑かったのでホテルでナシゴレンでも食べて、時間までのんびりしていました。
それではブルネイ行きの船に乗り込みます。
ムアラ
地図を見てもらえばわかるようにブルネイの市街地に行くには結構な距離があり、バスも手間がかかるようです。ここは奮発してタクシーで行くのがいいのではないでしょうか。タクシーは1台しかいなかったので、降りたら早めにゲットした方がいいかもしれません。
その後、ホテルで深夜まですごしたのち、マニラに向かいました。
(撮影日:2015年5月)