結構複雑で、初心者には、若干敷居が高いと思われる広電の解説です。鉄ヲタの私も広島駅前でじゃんじゃんやってくる電車を目の前にしてちょっと迷いました。
広島駅
広島駅の乗り場からいきなりまごつきます。多くの方は紙屋町などで下りると思いますので、左の1、2、6番乗り場から乗っておけば大丈夫です。右の広島港行きは一番最初の分岐駅である的場町から港の方に向かうので、これは注意しておいてください。
で、左の3方面は、乗った後で間違いに気づいても大丈夫です。後の解説の通り、分岐駅で余計な費用を払わずに乗り換え可能です。
左方向のホームです。今、列車が止まっているのは降車ホームです。
右手前の比治山下経由の広島港行きホームです。
左側のホームです。ほとんどの人はこのホームに向かいます。フリーキップはこの奥にある出札からも買えますが、車掌から買った方が便利でしょう。
乗り方と降り方
これもわりと複雑なんですよ。普通に1両で来たときは後ろ乗り、前降りで、下りるときに運賃を支払うだけなんですけど、2両以上のときは戸惑うと思います。
覚える方法は、運転士か車掌のいるところから降りるということだけです。
ICの場合は、このように入口にあるのでタッチします。現金払いのときは何もいりませんので、乗ってしまえばいいのです。
車掌のスペースです。立ち入り禁止にはなってないようなので、ここに立つと車掌気分が味わえます。
運賃
市内で一律、広電西広島から宮島方向は距離制になっています。
フリーキップ
フリーキップは、2種類です。
ざっと用途と期間でわけると下記ようになります。私は900円でフェリーとも全線乗りきりました。
●電車だけ
→ 電車一日乗車券
1日有効 700円
●電車と宮島フェリー
→ 一日乗車乗船券
1日有効 900円
●電車、宮島フェリーとバス
→ 広島たびパス
1日用 1000円
2日用 1500円
3日用 2000円
乗り換え制度
これは広電を乗りこなすには必須の知識です。乗換駅で1回1回運賃を払うようなアホなことはしないでくださいね。他の都市の路面電車でも、似たような制度になっています。
それぞれの分岐駅と、途中でとまる列車の終着駅で乗り換え可能と覚えておけば問題ないでしょう。乗換で下りるときに、そこまでの運賃を支払って、乗換券をもらってください。そして、次の列車でこの乗換券を運賃箱に入れて完了です。もらい忘れると、余分な運賃を支払うことになってしまいます。
ICカードの場合は60分以内なので、乗換駅で何か用事をこなしたい場合は現金払いの方がいいでしょう。
詳しくはこちら⇒電車のご利用方法:乗換え制度|電車情報|広島電鉄
紙谷町の乗換
広島のメイン交差点ともいうべき紙屋町駅ですが、下図の通りとなっています。
本数が多いのであまり気にする必要はないかもしれませんが、この3駅は相互乗換が可能なので、同じ駅で待たずに隣の駅に行った方が目的地に早くつける列車に乗れるかもしれません。それぞれ地下道でつながっていますのでぬれずに可能です。
紙谷町東西は近いですが、本町はちょっと歩きます。
お買い得一人席
最後におすすめの一人席です。
こんな感じで車輪の上のところが盛り上がっていて、テーブル状になっています。本やスマホをおいたり、荷物を置いたりと、さまざまな使い方で重宝します。