赤字続きで近隣自治体との協議が始まるという話を聞いて、雲行きがあやしくなってきたので訪問してきました。もともとこの路線は無駄に有人駅が多いなと感じていたのですが、今はすっかり減っていました。
導入費用のかかる自動改札はさておき、ICカードに着手した方がいいように思いました。近いうちにICカードやタブレット端末による乗車券に変更されると予測されますので、硬券の購入などは急いだ方がいいかもしれません。
なお、収集家向けの情報ですが、JR連絡の準常備券(下記のタイプ)は以前に八日市や日野にありましたが、現在はありません。自社線の準常備券は残存します。
フリー切符情報
●1デイスマイルチケット
今回は、金曜日の訪問だったので、土日祝日のみ利用できる下記のフリー切符を利用しました。平日に全線乗りつぶしをする場合は金曜日がいいでしょう。金曜日以外はまともに乗車券を買うしかないです。
リンク⇒ 乗車券のご案内 |近江鉄道
●びわこ京阪奈線フリーキップ
信楽高原鐵道も乗車する場合はこちらが便利ですが、土日祝日です。
●滋賀・びわ湖フリーきっぷ
関東、北陸、広島、九州からの方は琵琶湖周辺のJRや船まで乗れて3日間有効のこちらが便利です。
●連絡乗車券での途中下車
昔は、近江鉄道は島原鉄道と同様に距離制限なく途中下車可能でしたが、いまはこの制度はなくなっています。ただ、JR連絡乗車券で101キロ以上あれば現在も途中下車可能ですので、米原⇒貴生川⇒大阪や、貴生川⇒米原⇒大阪などといった形で購入し、多賀大社と近江八幡の部分だけ別口で購入したらいいと思います。最長で西宮まで購入可能です。JR東海区間への連絡は廃止されています。これは逆の購入も可能ですので、大阪方面から行くときは、貴生川や近江八幡で切らずに近江鉄道線内まで買えば、途中下車して行けますね。
※過去記事でJR連絡も途中下車不可と間違って書いていましたので、訂正してお詫びします。
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東口から階段を下りてすぐに近江鉄道専用の改札があります。
券売機と硬券が健在です。あとは定期券、回数券、特殊補充券が手売り乗車券としてあります。団体乗車券はレーザープリンターで出力する形でした。どの駅もだいたい同じです。
昭和41年製です。
全体的に直線区間が多く、途中は新幹線と並行します。
やはり多賀大社のお守りですね。
最近増えだしていますが、近江鉄道も自転車をたたまずに持ち込めますし、車内に専用の置き場があります。
フジテック前駅があるように、エレベーター会社のフジテックです。エレベーターの研修や研究のための塔だと思います。
彦根駅も有人駅で硬券等がそろっています。改札はJRとは別になっています。
多賀大社方面接続駅の高宮です。通勤通学時間帯のみの営業になっています。
中線(ホームのない線)が気にかかりました。
多賀大社方面とは別に線路跡があったので、運転士に尋ねてみると、昔貨物線があった跡だそうです。なので、上のように機回し線(機関車を付け替えるための線)として中線があったんですね。納得です。
目の前に(株)SCREENの看板があったのでセットでとってみました。まんまの駅名です。
駅自体は無人ですが、右側の観光案内所は開いています。
この駅が繁盛するのは年末年始ぐらいでしょう。関西に住んでいるときは、年末年始によくCMを見ました。
駅前の大鳥居をくぐります。
門前の道です。正月は大変なことになってそうですね。
ここも年中しめ飾りをつける風習なんでしょう。ほとんどの家にありました。
警備屋さんの看板です。大型の十手が看板になっていました。
本殿前の橋です。とりあえず渡っておきましょう。
本殿に到着です。シーズンオフなので全然人がいません。
駅舎は立派ですが。
天井が高すぎて蜘蛛の巣はひどいわ漏水あとはそのままだわで、メンテを考えない設計であることがわかります。
記念スタンプ7種。
有人駅で硬券類も充実しています。
側面がトタンになっているのが残念ですが、大正11年築で趣があります。無人です。
こちらは10年前に大阪から名古屋へ車で移動しているときにちょっと寄ったときの写真です。現在は、きれいな駅舎に建て変わっていましたが、新駅舎も雰囲気を壊してないのでいい感じです。今回は5分停車でしたが、切符を買っていて時間切れだったので、駅舎の写真は撮りませんでした。
昭和を感じさせる駅舎でした。このときは20時すぎなのに駅員がいて驚きました。
現在の駅舎は下記へ。
こちらも10年前の写真ですが、駅舎は現在も同じです。
(補論)
写真は撮れませんでしたが、下記の2駅はお勧めです。無人ですが、趣のある駅舎です。