駅の紹介というか、そば屋の紹介です。通常、駅そばといえば、駅がメインで、そば屋は売店と並んだ必須の脇役なのですが、ここは事務室がそば屋になってます。出札窓口はそば打ちの部屋です。昔から有名な木次線の亀嵩駅(映画「砂の器」でも有名な駅)みたいなものですね。
さて、この浜名湖の北側を走る天竜浜名湖鉄道の遠江一宮駅ですが、有名な達磨グループの店が入っています。駅そば通としては寄っておくべきと思っていたところ、通りかかったので食しました。国鉄二俣線時代にいったきりなので、久々の訪問です。駅舎は当時のままでした。
なお、大盛りがいける人なら、ざるそばと田舎そばの両方を頼むのがおすすめです。味や食感も全く違います。田舎そばのコシはしかっりしています。かけそばばありません。
⇒達磨グループリンク https://okina-daruma.com/group
有形文化財に指定されています。
右が出札ですが、そば打ちの部屋になっています。
達磨グループ暖簾
駅構内外観。国鉄時代とまったく変わりません。
国鉄時代の「名所案内」の看板と思われます。国鉄のホームの看板は駅名板の横に名所案内がたいていありました。塗りつぶし方が地方の第三セクターっぽくていいのですが(私はあえて見苦しいという判断はしません。。。)、台風で折れるリスクもあるので、撤去すべきでしょう。
国鉄時代の昭和50年代の駅名板(ホーロー製)がありました。たいていは駅名はあっても、下の広告部分が外されているのですが、ここは残ったままです。珍しいですね。広告契約は国鉄で終了しているので、ただでリコーの宣伝をしているわけです。JRに切り替わったときに一斉に広告部分は外されていますが、ここはJRになる前に国鉄から天竜浜名湖鉄道に替わっているので、残っているのでしょう。
本当にシンプルにそばだけです。サイドメニューなどはありませんので、そばをたのしむための店です。