普通列車の旅では列車の落書きも面白いですよ。こんな感じのやつです。
下の写真。飯田線の119系です。私が小学生の時に登場した新車ですが、白い帯の部分がステッカーだったので、よく剥がされていました。いちばん芸術的なのは、国鉄の「JNR」のロゴに沿ってきれいに剥がされていたことですね。もっとも、その後、エアコンが装備されたのでこのようないたずらはなくなりました。
しかし、それでも続いていたイタズラがあります。ボールペンでの落書きです。
青春18きっぷで旅をしていたときはよく目にしました。たいてい高校名が書かれているので、駅名と対照して「こんなところも走っているんだ・・・」って思いました。
落書きを読むのは旅のひそかな楽しみでしたね。
飯田線の場合は豊橋から三河、天竜、伊那を通って、最終的には諏訪を越えて茅野まで行くので、落書きも多彩です。全国でも、田舎の普通列車で200キロ以上(所要7時間)の直通はなかなかないです。
私は三河地方ですが、よく●●北高校や●田高校の落書きを目にして、何で長野県の高校生はこうも落書きするんだろ~って思いましたね。大学に入って同じクラスに落書きの高校の出身者がいたので、聞いてみたところ、どうも乗車人数と乗車時間が多いのが要因のようでした。
そんな落書きもロングシートとスマホの普及ですっかりなくなってしまいました。あとは窓枠がアルミから強度のあるステンにかわったことも大きいでしょう。
ということで、ロングシートではない普通列車にのったら窓枠を見てください。何かおもしろい落書きがあるかもしれません。たまに卑猥なものもありますがね。
ちなみに鉄道を愛する私は落書きを一度もしていませんよ。