旅と鉄道の美学

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【切符系】 一番大きな車内補充券・一番小さな車内補充券(国鉄・JR編)

 いまではJRの車内補充券はレシート形式になっていますが、むかしは地域によってさまざまなデザインがあり、これを専門に集めている人もいました。私も廃止間際の路線や乗った路線は買うようにしていたので結構な数が集まっています。

 ということで、サイズが気になったので、比べてみます。

 

 ●七尾車掌区

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 国鉄時代から一番大きい車内補充券と呼ばれていたものです。こちらは能登線用です。もうひとつAとして七尾線用がありました。面積は193.6㎠。この路線はのと鉄道に移管して、その後、廃止になっています。

 

 ●倶知安車掌派出所

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 胆振線用です。こちらの方がひょっとしたら大きいかもって思って面積を測ってみました。186㎠で、少し七尾にまけますね。

 

 ●大原駅

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 旧木原線(現いすみ鉄道)用です。関東、東北、中部圏で多かった標準的なサイズです。全国的にもこのサイズが一番多かったですね。記事のところにある「W-1」という記号でデザインを分けていました。分類は一番下の表を参照ください。

 

 

 ●興部駅

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 北海道の廃止になった名寄本線興部駅から延びていた興浜南線用です。北海道の支線はこのサイズが一番多かったです。

 

 ●唐津車掌区

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 これは高校生の時に筑肥線に乗った時に購入したものです。九州や四国に多かった短冊タイプです。

 

 ●大垣駅

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 旧樽見線(現樽見鉄道)の初乗専用券です。これ以外にも通常の物がありました。21㎠で一番小さいです。

 

 ならべてみました。

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  おまけ・・・収集家用参考資料です。

 

 (地図式特殊区間用特別補充券設置個所)

 ○車は車掌区です。

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