先言うときます。前編は、切符の話ばかりでつまらないですよ。
このたびオープン前から気になっていた津山まなびの鉄道館に行ってきました。津山駅という中国地方の鉄道の要衝につくられた鉄道博物館という点も注目です。津山と聞くだけで、ディーゼルの排気ガスの香りが浮かんできます。マニアの間ではちょっとしたブランド駅といえますから、ここに作ったのは正解ですね。
どうやっていくか?
行き方としては、18きっぱーなら姫路から姫新線、岡山から津山線、あるいは鳥取から因美線などでしょうか。京都や大阪からならディーゼル特急「スーパーはくと」で大型エンジンのビッグサウンドを楽しんだ後、佐用で姫新線に乗り換える方法もありでしょう。むかしなら鳥取まわりで急行「砂丘」を楽しんだところです。
東京からですと、サンライズで行って新見で姫新線に乗り換えるのはどうでしょうか。ちょっと接続の時間が悪いですけどね。
意外に便利なのは、高速バスです。新大阪駅を経由して大阪から結構な本数がでていますし、直行で3時間弱なので、お勧めです。
2024.8.5 追記 中国高速線とJR鉄道線の連絡運輸は2024年3月で終了していますので、次に掲げた乗車券はもう購入できません。
今回、私はJRバスを選択しました。選択理由は便利なこともあるのですが、ちょっと風変わりな乗車券を利用してみようと思ったからです。
これは、西日本JRバスからJRの鉄道までの連絡乗車券で、両方とも学割になっている例です。新大阪(B)は新大阪駅のバス停を意味します。現在、故あって大学院に通っていますので、学割が使えます。
さて、これですが、購入するまでに結構な苦労がありました。JRバスがスタートの乗車券なので、まずJRバスの予約センターに相談すると、予想通り受付スタッフのレベルでは門前払いでした。規則と制度を説明して、本当に売れないか営業部署に確認してもらうと、翌日に電話があり、JRの窓口で乗車券を購入して、バスのチケット売り場で指定券を受け取ってほしいとのことでした。その指定券が右の物です。
そして、乗車券部分を大阪駅のみどりの窓口にお願いしました。ところが、相当レアケースだったらしく、制度の確認に15分、マルスの操作方法に30分悩んだあげく、ギブアップして特別補充券での発行になりました。出てくるまで1時間ちかくかかりますので、気長に待てる人向けです。JRの特補などを手にして旅をするのは20年ぶりですね。別にいやがらせ目的ではなく、マルスであっさり出るだろうと思っていたので、ちょっと申し訳ない気持ちです。逆方向のJR鉄道⇒JRバスならマルスで出している例がネットに上がっているので、こちらはすぐに出せるのだと思います。
ちなみに券面上の自動車運賃の欄に金額の記載がありますが、これは間違いだと思います。現在、JRバスは直営ではなく、グループ会社なので、連社運賃のところに書くのが本来でしょう。古いフォーマットなので残っているだけの欄です。
JRバスの旅
御堂筋線新大阪駅の横の通路を進んで、御堂筋の反対側に出ます。
上がったらすぐにバス停があります。
途中のサービスエリアで10分の休憩があります。
トイレついてます。
コンセントついてます。
津山駅に到着しました。駅前にバス待合用の屋根がずら~っと並んでいるので、駅舎の写真は撮りづらいです。
津山駅構内です。ホームが長え~。暑かったので、ほどほどのところで写真を撮りましたが、まだ私の背後に2両分ぐらい続いていますよ。全体的にかなりの線路が剥がされていてさびしいです。
こちらはホームの売店跡ですが、地下道から離れていますので、列車はこの付近には停まらず、気づく人は少ないでしょう。こういう姿を見ると、涙が出てきますね。
左隣にある交通観光案内所です。
バスのきっぷうりばと観光案内所が同居しています。これを見ると訪ねてみたくなるのが収集鉄です。
中に観光案内のカウンターに並んで高速バスの窓口があります。
既に機械化されており、このような乗車券となります。手売りの補充券はあるようですが、緊急時のみとのことです。
さらに隣に土産物屋です。
が、こちらにも切符売り場あり。
中鉄バスの窓口が同居しています。
手売りは回数券ぐらいしかありませんでしたが、地方のバスも電子化されてきていますので、貴重な切符です。
駅から鉄道館までのルート
さて、やっと鉄道館に向けて出発ですが、割引券を忘れてはいけません。駅員さんに道を尋ねたら、改札横のラックにあったチラシをもらえました。300円が250円になります。でも、せっかくなので、このチラシに地図を記載してほしかったですね。
なお駅にコインロッカー(400円)がありますので、荷物を預けて手ぶらで行った方が無難な距離です。★スタンプノートは忘れずに!私は忘れてしまいました。
そして、距離ですが、歩きだと、そこそこツラいですよ。津山駅は高架ではないので、思いっきり外周をまわっていく形です。