小学生のときに大阪環状線に初めて乗って驚いたことがあります(昭和末期)。
列車が止まる前に扉が開くのです。
止まる前というのは、0.ウン秒ぐらいだとおもいます。
つまり列車が止まった瞬間に扉が開くという表現ではなく、
扉が開く瞬間に列車が止まるという表現の方が適切なのでしょう。
これが大阪か~って、小学生の目には新鮮にうつりましたね。
その後、JRになって、安全意識の高まりなどもあり目にしなくなりましたが、
多少、ファジーな雰囲気が残っている国鉄というものを感じました。
たまに酔っぱらっている人などは、手際よく開かないと、足でドアを(軽くですが)けったりしていました。
酔っぱらってなくても、ノック程度にこぶしでドアをたたく人もいましたね。
乗客を見ているだけも面白かったです。
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それから20年以上たって、不動産で仕事をするようになり、ビルメンテナンスにもかかわるようになりました。
ある日、ビルの売買の案件で、現場の調査に出向き、屋上を点検するためエレベーターに乗って上がりました。
そして最上階について、扉が開いた瞬間。デジャブっていうんですかね。
開いた瞬間にエレベーターが止まったんです。
小学生の時の懐かしい思い出が現れました。
見積もりを積算するためエレベーターのメーカーを確認すると、フジテックでした。
新幹線で彦根付近を走っているときによく見るフジテックです。
それで合点がいきました。関西仕様だ!
その後、エレベーターと扉の開くスピードを観察するようになりました。
遅い順に、三菱(※)→オーチス→東芝・日立→→→フジテックです。
みなさんも大阪環状線とフジテックのエレベーターを見比べてください。
開くタイミング、絶対同じです!
※ただし、三菱は関東と関西は仕様は違うかもしれない。