旅と鉄道の美学

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【コラム】 むかしのVHSをどのようにデータ化するか(自前と業者の比較)

 昨年末より実家の自分の部屋を整理し始めているのですが、昔の旅行で撮ったビデオテープが出てきました。しかもVHS-Cです。さて、どうしたものか。

 

1 業者に依頼してDVD化する。

 何社か比較してみたところ、ここが一番安かったので依頼してみました。しかしカビがひどかった1本は断られて返ってきました。

 ここは、納期によって、金額が違います。

 私は、1か月コースを選択し、結果的に2週間でやってきました。金額は、3本で2,478円であったところ、1本ダメでしたので、2本で1,940円となりました。

 

 映像に詳しくありませんので、よくわかりませんが、画質の具合は、テレビに出したものと大差はないので、個人的には納得のいく結果です。

  

 

2 自分でダビングをする。

 さて、不可で返却された1本をどうするか。こうなると、自分でなんとかしたくなるのが俺様です。

 

 ① VHS-Cサイズをどうするか。

 CサイズのVHSを普通サイズで再生するには4000円近くかかるアダプタをかませる必要がありますが、1本のためにこの金額はちょっともったいない。そこで自作です。

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 まずは解剖して移植の準備です。左右、表裏を間違えるといけないので、並べて行います。

 

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 留め具は簡単に外れます。

 

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 電池にマスキングテープを巻いて径を調整し、これを使って速く回します。電動ドライバーがある人は使ってもいいと思います。

 

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 セットします。
 

 

 ② デッキをどうするか。

  20年近く使用しているデッキを実家からもってきました。まだまだ使えます。やはりパナの製品は頑丈です。

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 ③ 接続をどうするか

  最後にPCへの接続の問題が残ります。

 ネットで検索すると、どの製品を使うかが仕上がりに影響するようです。日本製品であれば安心なのですが、できれば安価で良質な製品を手に入れたいといういつもの貧乏性がでてきます。口コミを調べて、最終的に次の物でいきました。

 

3 仕上がり具合

 比較してみたかったので、業者に依頼したテープも自分でダビングしてみました。下のように遜色ない出来なので、個人的には満足です。  これで、リサイクルショップで1000円で買った「世界の車窓から」のセットもデータ化できそうです。

  

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 (山陰本線玄武洞駅・「エーデル北近畿」※最後部なのだが、尾灯がきちんと点いているのか分かりにくい。)