駅のホームで酔っ払いが叫んでいるのかと思いきや、駅弁屋さんでした。そんな記憶もかすかに残っている駅弁の立ち売りです。
過去の画像をデータ化していたら、懐かしい場面が出てきましたのでとりあげてみます。
篠山口駅の立ち売りです(1991年8月)。この方は夜のホームを静かに歩いていて、疲れ切っている様子でした。もう19時ぐらいですからね。VHSカメラでとった画像なので、少し粗いです。
このときも既に駅弁の立ち売り自体は珍しくなっているうえ、夜なのに立ち売りというのはさらに珍しいかったです。売れている様子はなかったです。私がこのとき弁当を買ったのかどうなのか。。。記憶にないのですが、実家に帰って駅弁の包み紙コレクションを探ればでてくるかもしれません。
さて、ホームの売店で駅弁を購入した経験のある方は多いと思いますが、立ち売りから購入した経験のある人は減っているでしょうね。私も良く買った美濃太田駅の駅弁が、昨年無くなることを知って、全国の駅弁の立ち売りの衰退ぶりに驚いたところです。冷静に考えると、ここまで存続できたことがすごいとおもいます。下の方にリンクを貼ったホームの駅弁屋さんもそうですけどね。
一番記憶に残っているのは深夜の静岡駅です。大垣夜行到着時にグリーン車付近に駅弁屋さんがいるのですが、すごい競争なんですよ。争奪戦がすさまじくて、最初に見たときにはサンドイッチしか残っていませんでした。
あとは横川、軽井沢です。ここは、機関車付け替えで長時間停車するので、立ち売りというか、カートに大量に峠の釜めしを乗せて売っていました。いつも客が群がっていましたね。
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さて、現在、残っている立ち売りはどこなのでしょうか。観光用にスポットで販売する以外は折尾駅ぐらいではないでしょうか。高校生のときに一度、買っただけなので、機会があったらまた寄ってみたいと思っています。
峠駅(奥羽本線)
こちらは駅弁ではなく「力餅」です。スイッチバックの国鉄時代から長い歴史のある峠駅の立ち売りです。通った際は是非とも購入してみてください。恥ずかしながら、この区間はまだ乗れてないのです。
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いちおう、予約制ですが、下りサンライズに乗ると、岡山駅で駅弁の立ち売りもどきの方より購入することは可能です。