旅と鉄道の美学

鉄道を中心とした国内外の旅と切符など。リンクフリーです。

【切符系】 同じ駅の途中下車印を最高何個ゲットできるのか?

 ふと思ったのですが、1枚の乗車券に同じ駅の途中下車印(以下「下車印」という。)を一番多くもらえるのは仙台ではないかと。下図を見てもらった方が早いのですが、下車代という形を考えると、隣駅の多い仙台が圧倒的だと思うんですよね。次点で大宮と広島です。

 下車代印というのは、原券から分岐して下車したので、本来下車扱いなのに事実上、下車印を押せないから代わりに別の駅が押して証明するものです。詳しくは最後のリンク先を読んでください。規定としては下記の赤字部分となります。

【旅客営業取扱基準規程】

(別途乗車の取扱方)
第271条 車内補充券又は改札補充券の事由欄を「分岐」とする別途乗車の取扱いをする場合は、次の各号に定めるところにより取り扱うものとする。

(1)分岐駅において取り扱う場合は、原乗車券に途中下車印を押す。
(2)分岐線内の分岐駅以外の駅において取り扱う場合は、原乗車券の券面に分岐駅名及びその要旨を「何駅代」と記入し、途中下車印を押す。
(3)前各号以外の場合は、原乗車券の券面に分岐駅名及びその要旨を「何駅分岐」と記入して証明する。

2 (略)

 規定上は「何駅代」ですが、最近は分かりやすいように「何駅下車代」が増えています。また「何駅~何駅間別途収受」で駅名小印というパターンもあります。

 

 【仙台の場合】

 いわき→石巻の乗車券で考えてみます。これが小高発だと、大都市近郊区間に収まってしまい、下車前途無効の乗車券となるので、最初に仙台で下車したところで無効になります。大都市近郊区間をはずれた駅からスタートしているのがポイントです。


1 岩沼下車代(仙台)

 岩沼から分岐として精算します。

2 白石蔵王下車代(仙台)

 白石蔵王から分岐として精算します。なお、岩沼が接続駅のため、東北本線と東北新幹線は別線路となります(旅規16条の2第2項)。また、白石・福島間と白石蔵王・福島間は選択乗車のため(旅規157条1項10号)、白石から白石蔵王までワープ可能です。 

3 羽前千歳下車代(仙台)

 羽前千歳から分岐として精算します。

4 古川下車代(仙台)

 古川から分岐として精算します。なお、古川および松島が接続駅のため、東北本線と東北新幹線は別線路となります(旅規16条の2第2項)。

5 松島下車代(仙台)

 松島から分岐として精算します。

6 高城町下車代(仙台)

 高城町から分岐として精算します。

 

 仙台で着駅精算する分は、車掌から購入する方法もあるでしょう(271条1項3号、同247条3項1号)。ちなみに、事前に購入すると駅名小印になってしまいますし(247条3項2号)、分岐駅の改札で申告すると、分岐駅の下車印となってしまいます(271条1項1号)。

 往復乗車券があった時代であれば、上記の区間を往復にし、かつ補充券になるぐらいの遠距離の経路にすれば、同じ駅の下車印が計12個ゲットできました。

 

 【大宮の場合】

 水戸→水戸を下記の経路で移動する乗車券を想定します。

 

 【広島の場合】

 可部→呉を下記の経路で移動する乗車券を想定します。

www.estoppel.jp

www.estoppel.jp

www.estoppel.jp