ちょうど昼だったので、是非これを食べてみたいと思い行ってまいりました。
ちなみにバスの本数が少ないので、結構不便です。きちんと調べてから行った方がいいです。私の場合、行きはバスで行きましたが、帰りはタクシーです(1500円程度)。ラッキーなことに網走駅に向かおうとしている人にたまたま出会って、タクシーをシェアして帰りました。
途中に本物の網走刑務所がありますので、まちがえてそちらに行かないようにしてくださいね。
こちらは正面ですが、横に監獄食堂がありますので、食事だけも可能です。
入場料は1500円です。高!って思ったけど、一通り見終わると納得の金額です。
もう13時なので、先に昼飯を食べていきます。正面玄関の横にある「監獄食堂」ですね。
やはり監獄食を食べるしかありません。
さんま定食の方にしておきました。いちおう味のコメントをしておきますが、普通です。
で、タイトル回収に入るのですが、くさいメシのにおいは麦飯のことです。今ではだいぶ改良されて麦飯もうまくなっているようですが、昔は相当臭かったみたいですね。刑務所ではコスト面と健康面を考慮してこのように麦と米の混合でたかれていたみたいです。刑務所に入って血糖値が改善したという話もありますね。
私の親の世代から上は白米至上主義ですが、私の自炊では、玄米に加えて麦、雑穀全般を普通に入れ込んで炊いています。昔の人って白米に対する妙な憧れみたいなものがあるんでしょうかね。私は、普通に雑穀米が好きなんですけど。だって、いろいろ入っていた方が、面白いし、豪華じゃないですか。
で、味ですが、食べ盛りの子どもや普段から赤ちょうちんで呑んでいるようなオッサンはまずいと感じると思います。なぜかと言うと、塩分などが制限されているので、全体的に味が薄いからです。自炊ばかりしている私でも若干、薄いと感じたので、他の方はなおさら感じると思います。
ということで、監獄食サイコー!とか、行儀のよいウソコメントを書かないのが本ブログです。
それでは、中に入っていきます。ここからは私が気になった点を中心にあげていきます。まずマスクをはめた看守さんが気になりました。
ニセモノでした。
まずは荘厳な建物が登場します。庁舎です。中は展示と土産物屋になっています。
興味深いのがこちらの官舎です。
意外にまともな造りで快適そうですが、冬は寒いでしょうね。
手錠は見ますが、左上のカニ錠は初めてみました。手と足を一緒にはめるみたいですね。で、口から泡を吹いて悶絶するので、カニに似ているということでカニ錠のようですね。名前の由来を聞いて、若干、ビックリ。
浴場です。なかなかリアルにできています。浴槽はグレーのアクリル板でした。
こちらは休泊所の看取です。表情とかリアルですね。休泊所は、とまりで労働に出た際に出先で宿泊したりする場所のようです。
タコ部屋もリアルに造られています。
こちらメインの舎房です。一番見応えがあります。
放射状になっていて、真ん中に見張り台があります。
各房の方向を見ています。
気になったのがこの天窓です。最上部がガラスになっているのですが、雪の重みとかは大丈夫なのか気になります。
各房にも入れますので、囚人体験ができます。
錠の造りが独特です。
格子が面白かったのですが、角材が斜めに切ってあるんですね。扉から避ける形で斜めになっているので、手や物を延ばしてカギを開けられないように工夫されています。
こちらは懲罰房です。
真っ暗な状態で入れられるわけです。これはきつい。
最後に立派な造りの教誨堂です。
中もなかなか立派です。
とりあえず、お土産は脱獄王豆せんべいですかね。
良さげなのはこちらですね。丸獄の前掛け。函館少年刑務所は以前から、こういった製品に力を入れていますよね。単たる労役的な作業から実社会のニーズに適応した作業という意味で刑事政策的に評価されてますよね。
なお、1時間あればギリギリ見て回れますけど、1時間半はとった方がいいと思います。そのうえで食事するのであれば、トータルで2時間は必要です。バスの本数は少ないので、片方をタクシーにするしかないでしょう。