もう一つ腕章の話題です。
こんどは黄色とオレンジです。これはなかなか鮮やかなので目立ちますね。
どちらも駅構内で旅客の案内をする係のものです。出札や改札にいる駅員はそこにいるので職務は分かりますが、それ以外の駅員はどんな職務かわかりませんよね。乗客が声をかけやすいようにこのような腕章をしていたのでしょう。
いまでも大きな駅では、「案内係」などといった腕章をつけてタブレットをもって窓口の前にいたりしますよね。そんなイメージです。
まずは「旅客掛」です。掛となっているのは、この腕章が使われていた昭和40年前後は、○○掛という職名で統一されていたので、その一つとしてこの職務があったということです。
その後、掛職がなくなり、係になったこともあり、腕章も替わっています。
オレンジに緑という結構、鮮やかな色合いです。
残念ながら、私はリアルにこれらの腕章を見たことはないので、昭和50年代後半にはもう使ってなかったのではなかろうかと思います。