久しぶりに飲んでみ。るわけない。
というわけで、この薬をみて思い出しましたわ。アントキノ腹痛を。
北京から夜行列車に乗っていたのですが、平壌にはいった日の翌日、なんか熱っぽいな~と思っていたら、そこから半日ぐらい経ってから下痢が始まって、帰国しても1週間近く下痢ですわ。最終的に、ヘビースモーカーの医者がやっている行きつけの内科に行って、抗生物質をもらって治りました。
原因はなんだったのかいまだに謎ですね。医者もはっきり言ってなかったし。ヒューマンバグ大学の鬼頭丈二になってしまいました。たぶん細菌性の何かだと思うんですが。
北京で食べた半生のセミの幼虫が当たったのか。。。あれだけ、食っているときににゅるっときたし。
中国の食堂車で食べた晩飯が当たったのか。。。
北朝鮮の食堂車で食べた缶詰が当たったのか。。。
そんな懐かしい思い出がいっぱいの薬がこちら。
訳すと、こんな感じ。
평스 스피린
Pyongsu Spirin
ピョンス スピリン
이약한알에는아스피린 0.25g 들어있습니다
この薬粒はアスピリン0.25g含まれています
たんなるアスピリンですな。
最初に熱が出てきたので、ガイドさんに薬局に連れて行ってもらいとりあえず気休めに購入した薬です。これとセットで正露丸を飲みましたが、それも効かず。
最終的に微熱と微下痢が続いたまま帰国して、治ったのは冒頭の通りです。不思議なことに四六時中腹が緩いだけで、あまり痛くはなかったですね。
まあ幸いなことに、北朝鮮はメインどころの観光地やドライブインは外国人客向けにきちんとしたトイレがあるので、なんら心配はいりませんでした。
★ ★
いまひとつ思い出すのが、20年前にタイでなった下痢。ひさびさにちょっと良い目のホテルに入って食べたカレーが糞かれえ。タイサラダを頼んだら、これもかれえ。部屋に戻って水を飲みまくったら、翌朝さっそく下痢。
タイに入国してからの4日間は、車内の立ち売り弁当やビニールに入れた氷入りのジュース、屋台の焼きめしなどをはしごしていたのですが、腹は全く不死身でした。タイの最後の日に、せっかくなのでと思って、ホテルのレストランで食べたのがダメでした。
結局、下痢のままカンボジアに入国。現地の薬局へ。ガイドブックを駆使してなんとかかんとかクメール語で伝えて下痢止めを購入。結果は完ぺきでした。1回飲んだあと、プノンペンからホーチミンに移動する飛行機で熱にうなされながらも爆睡したら着陸したときに治っていた。あれは驚いた。薬物規制の緩い本場の薬は違いますわ。
最後に一言。
海外旅行で命の次に大事なものはトイレットペーパーである。 詠み人しらず。