そういえば日本のパスポートが最強になって久しいですね。最近は、新型コロナの影響で海外にも行けてないので、パスポートとビザでも振り返ってみます。
【パスポート編】
まずは手元のパスポートを振り返ってみます。
一番左が昔あった一時旅券で、韓国に行くために使いました。当時は、1回出国して帰国するまでの一時旅券と、何回も可能な数時旅券がありました。
2番目が5年有効のもので、大学生のときに使った物です。このときは5年と1年の2種がありましたが、もちろん5年ものにしています。
3番目が、その後に使った物で、10年有効です。一番右も同じく10年有効ですが、IC付です。
これは一時旅券の身分証明のページです。身長欄が特徴ですね。
行ける国がエリアごとになっていました。これは韓国、中国、台湾、香港、マカオです。
※republic of chia = 台湾ですね。コメントでご指摘がありましたので、訂正します。(2021.5.18)
他方で現在のパスポートですが、「all countries」。
【ビザ編】
さて、冒頭の最強という意味は、ビザなし入国できる国が一番多いという意味ですが、昔はかなりの国でビザが必要でした。今でも、私が好んでいくような国はビザが必要なので、パスポートには様々なラベルが貼られています。
日本のパスポートを持っていると、ビザだけではなく、けっこう親切にされたり、フレンドリーな対応をされることが多いですね。中国人に間違われると露骨に嫌な顔をされることがあるものの、日本のパスポートを出した瞬間に笑顔になるとか。日本の先人たちが海外でもきちんとした立ち振る舞いをしてきたことが推察されます。
入国審査や税関などでも親切だし、意外と優遇してくれたりしますので、日本人に対する信頼度はどの国でもあるように感じました。
これは韓国に入国した時のビザです。普通の観光で、数日ですが、ビザが必要でした。まだゴム印の時代ですね。
他方で、最近、ビザが不要になったと話題のミャンマーです。このときは大阪支店に勤めていて、徒歩圏にミャンマー大使館の提携事務所があったので、自分で申請に行きました。
アライバルビザ
到着したときに入国審査の手前にビザ発行カウンターがあり、そこで発行してもらうパターンです。
これはカンボジアのビザです。小さな空港にカウンターだけのビザ発行所があり、人だかりになっていました。30分以上待たされていたのですが、現地で迎えに来る旅行会社の人が中まで入ってきました。なんとゆるいセキュリティなんだ!と思った次第です。当時のカンボジアは地雷などがまだまだ埋まっている状態で、個人旅行は非常に難しいとのことを聞いたので、カンボジアだけ現地の旅行会社に引率を頼みました。
こんな簡素なビザ審査でどれだけまともなチェックができるのか怪しいものでした。
同じくインドネシアのアライバルビザです。
これはスリランカの物ですが、事前にネットで申請して、更に現場でカウンターを訪れてシールを貼ってもらうパターンです。電子渡航認証システムです。半分だけアライバルビザとでもいいましょうか。
個別ビザ
たぶん北朝鮮しかないと思います。パスポートはもちろん必要ですが、ビザが別シートになっていて、パスポートに入国の記録が残らないようになっています。おそらく北朝鮮への入国記録が残ると、その後に訪れる国でいろいろと不具合が起きる可能性があるで、別にしているのだと思いますね。海外旅行マニアの間では北朝鮮のスタンプが押されないので、残念がる人もいますが、私はこちらの方がいいです。
第3国に行って、変な疑いをもたれたり、因縁をつけられてワイロを要求されても困りますからね。海外は日本の公務員のように真面目じゃないですから。
内側が身分証明欄です。日本では申請できないので、朝鮮国際旅行社と提携している中国の旅行会社に頼みました。私は単なる一般の会社員なので大丈夫ですが、公務員とか政治家、ジャーナリストなどはビザが下りないと聞きました。
ちなみに当時の日本人の入国者数は年700人程度とのことでした。私が入国した日は列車だけの到着日で、その列車には日本人の私とドイツ人4人しか乗ってなかったので、その日の日本人入国者は1名ということになりますね。今年の入国者はもちろんゼロに近いでしょう。