60代以上の方は、よく知っているとおもいます。「愛国から幸福ゆき」ですね。昭和48年のNHKの番組で火がついて一大ブームになったようです。私は生まれてないので、よくわかりません。
これがブームになったときの乗車券です。昭和48年が7枚しか売れなかったものの、翌年はなんと300万枚売れたとのこと。ということは、売上げは1億8千万円。すげー。
これは自ら購入した乗車券です。といっても、小学生なので、行くことはできず、郵送で購入しています。小遣いの範囲で買っていたので、小児断片で切断されることを覚悟で購入しています。
こちらが今回購入したものです。幸福駅、愛国駅ともに駅前の土産物屋で売っています。紙の厚さ、色合いなど非常に忠実に再現されています。特に、矢印部分ですが、活字を組む関係上、隙間が空いてしまうところなどはマニアにも納得の仕上がりです。
残念なのがオフセット印刷なので、活字の凸凹が出てない点ですが、これはやむを得ないでしょう(関東交通印刷に頼めば、活字での印刷は現在でも可能です)。
逆方向の乗車券です。
幸福駅は駅前の土産物店で乗車券をうっていたので、幸福から愛国ゆきというバージョンもありました。
旧幸福駅
まずは位置関係です。
国道236号線沿いにあるのが、帯広から広尾に向かう路線バスのバス停です。帯広空港への連絡バスの停留所は、幸福駅までの途中にあります。乗換時は十分注意してください。
こちらが空港連絡バス。帯広駅行きなので降車専用です。反対側に空港行きのバス停があり、空港行きに乗車可能です。
これは国道沿いにあるバス停です。
大型バスも想定した広い駐車場です。
こちらが駅舎です。残念ながら2013年に建て替えられています。ただし復元レベルは非常に高いとおもいます。
旧駅舎 リンク⇒ 廃止路線の駅舎・広尾線
中はすごいことになっていますw。確か国鉄時代からこんなような感じですよね。肥薩線の大畑駅よりひどい。
秋の昼下がりで、ベストな時期、時間でした。紅葉、枯葉、国鉄色の気動車とセットでいい感じの写真がとれました。国鉄時代といっても案外だませそうな写真です。
こんな感じの写真も撮ってみました。
興味深いのはタブレット授受器です。上のカギは受け取る方で、下のフックは渡す方ですね。下のフックにワイヤー部分をひっかけて駅の授受器に受け取らせるわけですね。寒い北海道独特の形です。おそらく腕を出していると寒くて怪我をしたり、落としたりするから、渡す場合も受け取る場合も授受器を使うのだろうと思います。
タブレットの意味は下記を参照。
車内を除くと懐かしいゴミ箱がありました。国鉄時代の急行によくあった奴です。洗面所の横あたりに置いてありましたね。
保線用のモーターカーが置いてあります。
終端部はこんな感じです。先は跡形もなく消えています。
駅前の土産屋さんです。
日付印字器があり、入れさせてもらえます。
そして改札鋏なのですが、残念ながら国鉄・JRタイプではありません。私鉄で使われていたタイプですね。
記念スタンプが無駄に多い。
こちらは2件目の土産屋さんです。