旅と鉄道の美学

鉄道を中心とした国内外の旅と切符など。リンクフリーです。

【鉄道施設系】 味のある駅シリーズ 畝傍駅(奈良県・桜井線)

 無人駅なのに高貴な駅とでもいいましょうか。歴史と権威はあれど、利用客は少なく、ひっそりとした印象です。昭和15年にできた駅舎がいまも静かにたたずんでいます。

 大阪出張中に見ておきたかった奈良県橿原市にある畝傍(うねび)駅に行ってきました。

 

 近鉄八木西口駅がちかく、こちらに乗客は奪われていますが、駅の格は違います。

 

f:id:Estoppel:20200921134624j:plain

 駅正面。右の棟が、かつて皇族が利用した貴賓室です。目の前の駐車場が残念です。

 

f:id:Estoppel:20200921134640j:plain

 こちらは多客時に対応できるようにした出入口なのでしょう。

 

f:id:Estoppel:20200921134654j:plain

 

f:id:Estoppel:20200921134712j:plain

   こちらは駅舎の右にあたる貴賓室部分です。内部の写真は下記の旅館「大正楼」のブログをご覧ください。

narayado.info

 

f:id:Estoppel:20200921134725j:plain

 正面玄関の軒下です。

f:id:Estoppel:20200921134734j:plain

 これはひょっとして売店跡なのではないでしょうか。貴重ですね。

 

f:id:Estoppel:20200921134745j:plain

 窓口はベニヤで閉鎖されて、券売機があるだけです。

f:id:Estoppel:20200921134803j:plain

 ホームに至る階段です。手すりに趣があります。 

f:id:Estoppel:20200921134823j:plain

 ホーム上屋です。

f:id:Estoppel:20200921134833j:plain

  跨線橋です。底板が木製で、踏んだ時の感触が軟らかいです。国鉄時代のローカル線の主幹駅によくあったやつですね。是非味わってください。

 

f:id:Estoppel:20200918184100p:plain

 通票閉塞が廃止される昭和59年までは有人駅でした。