国鉄時代は越美南線(美濃太田⇔北濃:現長良川鉄道)があり、その逆からは越美北線が進んでいたところ、未成線で終わりました。今回は、まだJRとして残っている越美北線の乗りレポです。
ツウは、福井発ではありません。この駅からスタートです。
現在は越美北線のホームがおまけのような印象ですが、あちらが先で、北陸本線のホームと駅舎は開業から8年後にできています。
右側で北陸新幹線の工事が進んでいます。その向こうに越美北線のホームがあります。
無人駅なんですが、清掃などもととのっていますね。
この駅名板は国鉄時代の物でしょうか。改札口も趣があります。
越美北線に乗るにはいったん上り線に向かいます。
この跨線橋も清掃が行き届いています。
跨線橋を降りたら福井方向にホームを歩いてください。
ホームが途中から切断されて、細い道が続いています。この先を右に曲がります。
こちらが越美北線のホームです。
九頭竜湖川から見ています。北陸本線との連絡通路は画像の奥の方にあたります。
ここからは2008年訪問時の状況です。
いまは切断されているホームの途中から階段があり、川沿いに通路がありました。
これが通路です。奥が越美北線のホームです。
当時はとなりの貨物の引上線がいきていたようです。
越前東郷駅
すでに交換設備はなくなっていました。
開業当時の駅舎が残っていました。
美山駅
ぼーとしていてこんな写真しかとれませんでした。こちらはまだ交換設備が残っていました。駅舎は建て替えられていました。
線路が剥がされてずいぶんさびしくなっていますね。
それでも広い構内です。真ん中の側溝は融雪側溝でしょう。
なぜか梵鐘と駅名板が。
駅舎は建て替えられています。観光拠点となっているだけあって、立派な駅舎です。
時間があれば越前大野城に行きたかったのですが、次回ですね。
下記のサイトを見てみてください。行きたくなりますよ。
2両でここまで来ましたが、切り離して1両が九頭竜湖、他方は福井に戻っていきます。朝のラッシュ対応の折り返し2両になっていたようです。
むかしの硬券入場券です。もちろん今は売っていません。
ここからはスタフ閉塞となるので、運転士にスタフが渡されます。形はタブレットと同じですが、通票閉塞器に入れるわけではなく、これが行ったり来たりするだけです。これが無いと九頭竜湖側に列車が発車できないので、理論上、衝突しないということです。詳しいことは下記の各記事を確認ください。
なお、勝山駅まで抜け道があります。 かつて越前本線のあったルートを辿って行けますので、お勧めです。私は、越前花堂913→九頭竜湖1050/1057→駅前大野1128/1136→勝山駅といったベストな接続で移動するはずが、減便でバスが運休でした。目の前にあったタクシー屋の社長に誘われて3000円ぽっきりで妥結し、タクシーに乗っていきました。
越前花堂1254→九頭竜湖1422/1434→越前大野1506/1536→勝山駅でもいいですね。九頭竜湖で12分の折り返しなので、少しゆっくりできます。
勝原駅(かどはら)
先ほどのスタフ閉塞でお分かりのように、この駅は無人駅で交換設備も撤去されています。 この駅は最初に開業した時の終点でした。(撮影は2008年)
昭和35年開業なので、駅舎は新しいですね。
ひさびさにやってまいりました。2008年に車で訪れて以来です。
出札です。委託の駅員さんが乗車券を売っています。
終点部分です。
出札口で到着証明書をもらえます。とりあえず入場券を購入して売り上げに貢献しておきました。
こちらは国鉄時代の乗車券。九頭竜湖駅前駅発行。どういうことかというと、当時は駅舎はあっても待合室があるだけの無人駅でしたが、駅前に国鉄バスの営業所があり、そこで越美北線の乗車券も発売していたので、九頭竜湖駅の前にある駅(自動車の駅)ということです。
なお、ここでは、すぐ近くにある「大穴馬」というバス停までの乗車券が競馬ファンに売れていたようです。
駅前からのバス情報も挙げておきます。むかしはJRバスが美濃白鳥まであったのですが、いまは直通していません。
「家族旅行村」というバス停が終点で、長良川鉄道側に抜けるには2時間近く歩いて石徹バス停(白鳥交通:昼の便は要予約)まで行かないとなりません。
学生時代ならやったと思いますが、先を急ぐので、長良川鉄道は後日とします。
最後に国鉄時代の車内補充券も挙げておきます。このように独特の形でした。