実家で発見した高校生のときに使っていた腕時計です。既に壊れています。
このデザインから詳しい方は想像がつくと思います。この見易さ重視の文字盤は鉄道用時計です。飾りっけが無く武骨な雰囲気はアメリカの鉄道を連想させますね。
ウォルサムに代表されるように、むかしのアメリカの鉄道用時計ってこんな感じばかりですよね。詳しいことは下記を参照ください。
小学生の時から鉄道の旅をしていたので、腕時計は持っており、旅行前は運転士のように秒単位で正確にあわせていました。というのも、途中の停車時間に入場券などを買いに行くことが多く、運転士の時刻表で発車時刻の秒まで確認してから列車を降りないと危なかったからです。
高校生になって、学校にも腕時計をつけていくようになったので、ちょっとオシャレ系を探ってみました。
本屋でなんとなく腕時計の本をパラパラと見ていたら、目に留まったのが鉄道用のこの時計だったのです。本もきちんと残してあるところが、さすがオレです。
エルジンの「レイルロード」。高級時計のロンジンとは違いますよ。なんかこのカタログの中で、これだけちょっと毛色が違っていたのですが、実用性重視のデザインが妙に気に入ったので、購入しました。
パッと見、女の子に注目されそうな時計ではないので、いかにも鉄ヲタですね的に言われましたがね。。。イキった時計をつけるより趣味重視です。
ただ、購入するにしても、その辺の時計店では手に入らないので、メーカーの代理店から現金書留で購入した覚えがあります。そんなに売れている製品ではないので、日本でも持っている人は少ないと思います。
しかし、その後がいけません。アメリカ製だけあって、卒業まで持ちませんでした。数回落としただけで秒針が飛んで、やがて止まってしまいました。
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現在は、モンディーンの「スイス国鉄オフィシャル鉄道ウォッチ」を愛用しています。宮脇俊三も愛用していた物です。裏には公式スイス鉄道用時計の表記がきちんとあります。
もっとも、携帯電話をもってからというもの使うのは海外旅行に行くときと試験のときだけです。海外旅行は飛行機に乗っているときに時間を確認するためですね。
購入してからもう20年以上たっていますが、壊れる気配がありません。値段もお手頃なので、1本どうですか。
ちなみに秒針が独特の形をしていると思いますが、下図のように輸送主任さんがだす発車合図の札を基にしています。