大隅線といっても、知っているのはぎりぎり私の世代以上でしょう。乗りに行くことはできませんでしたが、廃止間際に郵送で入場券を購入した記憶があります。
今回は鹿屋市役所横の鹿屋市鉄道記念館です。無料なのですが、資料の細かさが半端じゃないんです。一般の人が関心を持ちそうなものはどちらかというと少ないですが、玄人好みの品ぞろえですね。鉄道に勤めていたおじいちゃんが孫にウンチクを語るにはもってこいの資料館です。
なお、実際の駅舎は私が撮影している場所にあり、記念館の位置はホームだったそうです。
位置から説明しますね。まずは大隅線と志布志線の現役当時の地図から。
鹿屋はこのポジションです。 現在、大隅半島の鉄道は志布志までの日南線しか残っていません。
行き方について
三方からいけます。北は鹿児島空港や国分駅、西は桜島港、垂水港、根占港、東は志布志港です。
今の地図を貼っておきます。リナシティかのやというのは、「鹿屋バス停」のある場所で、ここをメインにバス路線が延びています。そして、バス停からは上記の距離となります。
このあたりのバスは複雑なので、ここから詳しく解説します。
待合所のあるリナシティかのやです。写真の左側にバス停と待合室があります。
待合室です。きれいなトイレもあり快適な環境です。
いちおうバス乗車券マニアのために報告です。乗車券は売っていません。念のため、聞いてみましたが、何もありませんでした。
記念館最寄りのバス停は市役所前です。で、左が垂水港と根占港方向ですが、根占港行は市役所前を経由していきます。右が志布志駅・志布志港方向です。数本だけ市役所前を通る便があります(後述)。
志布志行きのバスです。終点が志布志港で大阪南港に向けてフェリーが出ていますね。一つ手前が志布志駅です。
市役所前バス停
北方向の鹿児島空港直行です。
こちらは鹿屋行。先ほどのリナシティかのやへ行くバスですね。
こちらは志布志や高山(こうやま)方面です。奥に写っているのが、記念館です。
4本だけ志布志駅前ゆきがありますね。
ちなみにこれは途中の商店街ですが、衰退ぶりがひどいことになっています。
こちらは途中の駐車場で見つけた桜島イラストのナンバー。一桁なので、いい感じでした。
記念館 館外編
駅名板です。鳥居は本物だと思いますが、フォントが変わっていますね。残念です。
腕木式信号機です。この点の資料館のマストアイテムですね。
キハ20です。昔はローカル線の旅で良く乗りました。
無駄に手が加えられてないのがいいですね。いちおう座ってもいいようですが、埃がひどすぎて座れません。
運転席です。
なんともすわり心地が悪そうです。
手ブレーキです。くるくる回してブレーキをかけます。車のサイドブレーキと同じ役割と考えていいです。
こういった車両にはめずらしくトイレが開放されています。右下にペダルが写っていると思いますが、これを踏んで水を流します。
ときどき使っているアイキャッチの看板の意味はこれです。
保線用のモーターカーですね。
館内編は次の記事へ。