旅と鉄道の美学

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【鉄道部品系】 車内での検札に使われた検札鋏のお話。(スタンプが登場する前のこと)

  90年代の後半ぐらいに東武鉄道野岩鉄道で見たのを最後にもう目にしなくなっています(下の関連記事の最後を参照)。理由は単純で、エンボスが乗車券についてしまうと、自動改札機を通らなくなってしまうからです。 

 

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 これは石和温泉駅前の古道具屋で偶然売られているのを目にして購入したものです。ほぼ新品だったので思わず購入しました。これは後期型で、これより前は穴のあくタイプ、ばねの形が違うものがありました。

 

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 こんな感じに挟みます。

 

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 すると、○に「ハ」のエンボスがつきます。この形でどの車掌区か判別しました。

 

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 新幹線は○に「N」です。たぶんNewの略でしょう。

 

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 こちらは旧型のばねタイプです。

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 穴も開くタイプです。

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 桜印に「へ」なので、豊橋車掌区の物です。

(福知山車掌区も「へ」だったかな。。。


 ということで、平成生まれのマニアは目にしたことはないと思いますが、中年以上ならよく見たと思います。

  

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 ちなみに検札鋏を持ってない場合は、上のように赤ボールペンで印をつけていました。JRになって、スタンプが登場する前の1年間ぐらいはこのような形で対応しているのを見ました。