ここまで集めている人は珍しいかもしれません。遺失物切符です。私も駅員時代は毎日書いていました。ちなみに拾得者が権利主張をした場合は、預かり証を発行しなければならず、これが特殊補充券(通称「特補(とっぽ)」)なみに面倒なのです。他の駅員は面倒がっていましたが、私は逆でした。手間のかかる依頼ほど気合が入ったのです。
さて、下の物は、西武百貨店の豊橋店で行われていた鉄道忘れ物即売会に行ったときに札がついたまま販売されていたので、もらったものです。遺失物自体は特に興味のあるものはなかったので、何も買いませんでした。
店員さんには一瞬、怪訝な顔をされましたが、すぐにその筋の人物と分かったようで、いくらでももっていっていいよ~って言われました。残念ながらJRと京急のものしかなかったですが、比較的きれいな状態の物を5枚ぐらいもらいました。国鉄の物が訂正されている札が数枚あり、収穫でした。
ちなみに札はレジで精算する際にはずして捨てているようでした。
最近の即売会の物に札はなさそうなので、見つけたら札付きで購入したらどうでしょうか。
なお、下の札の中で「1536M」「627M」というのは列車番号で、Mが電車、Dなら気動車です。レチは車掌(普通車掌)、カレチは専務車掌(乗客専務車掌)を意味します。レチチなら車掌長、ニレチなら荷扱専務車掌です。いまは車掌と車掌長の2職種が大半です。
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ここで終わらないのが、本ブログのウリです。ステイション仕込み!荷札のつけ方講座いきます。
方法は下図の通りで、つけやすくて、外しやすくて、とれにくい方法です。駅員時代に先輩から教わったもので、今の勤め先でも広めています。不動産系なので、マンションのカギを扱うことが多く、好評です。カギはどの部屋のものかわからなくなったら最悪、現場に行かないといけない場合もあるので、外れにくいというのは大事です。