旅と鉄道の美学

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【切符系】 見つけたら購入する価値あり 海外の鉄道は入場券自体の存在がレア

 海外の鉄道は改札がなかったり、あっても適当だったりするので、入場券の存在自体は珍しいです。日本統治下の流れで台湾と韓国は入場券がありますが、どちらも磁気券になっているため、日がたつと消えてしまいます。

 

 そう考えると日本はすごいですよね。昭和40年代ぐらいは全国の有人駅のほとんどに入場券が存在しましたので、すごい量です。

 

 では、海外の手元に残しても大丈夫な事例をいくつか。 

 

① 専用券がいちおうあるパターン

 

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 ミャンマーです。ヤンゴン駅で改札前に机をだして販売していました。コピーではなく、オフセット印刷で、ナンバーは手打ちのようです。これを購入している最中に、私の後ろを駅長らしき人物がとおりかかったので、駅員は手を止めて直立し敬礼をしていました。駅でも軍事政権下であることを感じさせる一コマでした。

 

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 インドネシアです。スラバヤ駅の改札前で売っていたものです。

 

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 中国です。記念入場券のようですが、普通に売られている入場券です。無駄に豪華ですよね。それぞれの駅の特徴がでていて購入する価値はあると思います。

 

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 古い物ですが、台湾の台北駅の入場券です。午前と午後に分かれているようですね。

 

② 他の券を流用しているパターン

 

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 タイのバンコク中央駅であるファーランポーン駅です。社内補充券のあまりを流用しているようです。

 タイの駅は改札はなく、車内の検札が中心の国ですが、ここだけはターミナル駅ということもあって入場券の設定があります。構内に勝手に入れないようにしているのでしょう。ちなみに社内の検札は日本の改札鋏と同じものをつかっています。

 

③ 硬券のパターン

 

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 私のお気に入り。スリランカ国鉄です。日本並みに硬券が充実しており、たいていの駅に入場券の設定があります。日本の昭和43年の改正ぐらいまでの雰囲気に似ていると思います(生まれてないけど)。

 こちらは1983年の韓国で売っていた硬券入場券です。いまはありません。右に訳文を着けておきましたが、列車ごとの送迎が前提になっているようです。

 

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 150Wなので、もうすこし新しいものだと思います。サイズがA型になっています。

 

 ④ 券売機券

 台湾の事例です。なんとか消えずに持ちこたえています。中華民国暦88年なので、1999年です。

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