大井川鐵道といえば、やはり硬派なイメージです。しかし、最近は萌えキャラなども登場しているので、私の中ではちょっとラインキングが下がっています。
さて、思わず買いたくなる大井川鐵道の風変わりなグッズを紹介しておきます。
まずは切符のメモ帳と消しゴムです。乗車券の日付が本当に日付印字器で押したものがプリントされている点がいいですね。
ただし、内部が残念です。できれば薄めの地紋にしてほしかった。PJRの民営鉄道協会の地紋ではないので、版権は問題にならないと思いますから、是非、地紋つきのメモ用紙にしてください。
これが一番おすすめの硬派な付箋です。仕事でも使えます。
これの価値がわかる人は、だいぶマニアです。観光地によくある昭和感まるだしの「根性」バッジなどとはまったく意味が違います。
IT時代の今はこのような看板を使うことはなくなっていますが、昔の鉄道は一斉連絡の無線システムやタブレットなどもありませんから、駅を経由して情報伝達をしていました(乗務員無線はありましたが、駅との通信が主で、指令との直接通話は昭和50年代後半ぐらいからです。)。無線を使用する前は、紙による通告書です。どんなイメージか知りたい人は映画「新幹線大爆破」のSLが爆破される前のシーンを見てください。駅長から機関助士に向けて伝言するところです。
気象情報を通告するときは、ホームにこの看板が出されて、大雪や大雨などの警報が知らされました。わたくしも国鉄末期に一度だけ実際に使用されている場面を見たことがあります。図書館の鉄道図鑑に書かれていたものと同じものがあってちょっと感動しました。
なお、警戒看板の具体的な使用方法は碓氷峠鉄道文化むらににあります。
⇒リンク 碓氷峠鉄道文化むら
ということで、このようなマニアックなものを缶バッジにする大井川鐵道はやはり「漢」ってやつですね。それに「警戒」の書体をよく見てください。おそらく本物をきちんとまねていると思います。いい仕事をしています。
これの企画担当さんと一度呑みたいですね。