旅と鉄道の美学

鉄道を中心とした国内外の旅と切符などについて語ります。

【コラム】 学生にすすめたい 海外個人旅行

 もうすぐ卒業旅行シーズンですね。もう行く先は決まっていますか?
 ゼミやサークルの仲間で行く旅行もいいですが、海外個人旅行にもチャレンジするといいですよ。

 
 周りを見た渡すと、海外の個人旅行を始めたきっかけはだいたい3パターンです。

 

  ① 学生時代になんとなく憧れて。
 沢木耕太郎下川裕治、蔵前 仁一あたりの本を読んで始める者が多かったようです。
 ビギナーはタイから始まっていましたね。少し前は韓国、最近は台湾から始める人が多かったようです。
 卒業旅行ではユーレイルパスをつかってヨーロッパ1か月などの猛者もいました。

 ただ、最近の学生は海外に出たがらないですね。明らかに海外で出会う日本人の学生の数が減りました。

 

  ② 自分探しの旅
 私は就職氷河期世代なので、就職がうまくいかなかったり、途中で倒産などにあって、自分探しの旅に出る者も周りにちらほらいました。
 しかも判で押したように、そろいもそろってインド!
 でも、帰ってくるなり、「人生観が変わった」(←本当なのか?)とか言って、就職活動にガッツ出していたので、それでいいのでしょう。

 

  ③ 定年後の旅
 語学留学に行っていたときに結構出会いました。留学と旅行をセットでいろいろめぐっている方々です。
 お話を聞くと、定年後に旅の良さに気づいてしまい仕事ばかりの人生に少し後悔していると漏らしていたのが印象的でした。小さいころからの旅の経験を語ったら、うらやましがられました。

 

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 さて、私の場合は単純に日本の鉄道に乗り飽きてきたので、大学生時代に海外に目が向き始めただけです。
 JRになって、だんだん国鉄な雰囲気が失われたことも大きいといえます。特に、切符集めに力を入れていたので、硬券がなくなってきたことが影響しているでしょう。別に海外旅行好きってわけではなく、鉄道旅行好きが日本を出ただけです。なので、鉄道のない国にはほとんど行かないです。

 海外一人旅をして人生観が変わったなどもありませんでした。


 で、まあ、海外一人旅を最初から目指したわけではなくて、行きたかったカンボジアベトナム南北鉄道縦断の旅をしようとしてまわりの友人を誘ったのですが、誰ものってこないのです。まだPKOの問題が騒がれている時期ですし、リゾート地なんて印象はない時期なので、当然ですね。仕方なく海外一人旅が始まりました。

 

 やってみると、いろいろと学ぶことが多いですよ。当時は今のようにネット上に情報があるわけではないので、地球の歩き方と旅行人が頼りです。ときには図書館の歴史や経済関連の書籍を調べたり(鉄道の情報が載っていたりする)、その国にかかわる資料室を訪ねたりして、一つの旅行に半年~1年以上のリサーチ期間は必要としました。これは今の仕事でも、新規プロジェクトのリサーチ手法に活かされています。

 次に、現地でのトラブル対処の経験もいいですね。やはり日本とは勝手が違いますので、脳をフル稼働させて旅をしないと場合によっては日本へ帰ってこれませんからね。この経験は、社会人になった時に問題解決の糸口を探るところで活かされることが多いですね。夜中に迷子になったとき、列車に乗り遅れたとき、病気になったときなどですね。
 
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 完全なる個人旅行に不安がある場合は、行き帰りを個人向けツアーにしておいて、各都市で自由に動くなどありです。あるいはところどころで現地ツアーを入れるとか。

 女性の一人旅は場所を選ぶことをおすすめします。特にインドあたりは避けた方がいいかもしれません。旅先でいろいろと嫌な経験を聞きました。