参考になるかわかりませんが、私のやり方です。基本的に劣悪なホテルにしたり、食費を削るなどはせず、逆に質を上げながら安く旅行するのが目的です。ただし、事前準備関わる労力は結構必要です。また、メールなどで質問したり、現地で交渉したりなどで、一定程度の語学力は必要です。この辺の労力も楽しんでやってください。
大きな方針は下記3点に集約されます。
① 早く買う。→ディスカウントチケットねらい
② 同じ道を戻らない。→時間の節約
③ 飛行機以外をなるべく利用する。→お金の節約
● メインとなる航空券を早く購入する。
海外旅行に占める最大のコストは航空券なので、基本的には早く購入することが最強です。ですので、まずは休暇日を確定させることが必要となります。わたくしの場合は、夏のボーナスで冬の航空券を購入して、冬のボーナスで夏の航空券を購入していました。クレジットカードなら、引き落としの関係上、更に1か月前に買えますね。
なお、早々と全行程を決める必要はなく、ハブ空港までの往復を決めてしまえばいいのです。東南アジアがテーマなら香港やシンガポール、バンコク。中東やヨーロッパ方面なら、ドバイやイスタンブールなど。まずは主要路線を決めて、激安の航空券を押さえてしまいます。ためしに航空券サイトで、6~10カ月先などを検索してみてください。航空会社によって何十万円もの差がでてきます。
そのあとに、LCCなどを組み合わせて細部の行程を組み立てていきます。ただし、目的地によっては通しで購入した方がやすい場合もありますので、その場合は早々と行程の細部も決める必要があります。
なお、同金額で迷ったら、シンガポール航空をおすすめします。機内食の味、映画の品ぞろえなどで、ここ10年間で俺様ランキング1位です。
● オンシーズンを外す。
1週ずらすだけで5万円ちかく下がることもざらです。幸いなことに、勤めている会社は年中営業していて、年末年始やゴールデンウィークの当番を担当すると、そのあとに連休がとれるので、わざとずらして旅に出ていました。みんなやりたがらない年末年始などに出勤すると、そのあと10連休をとっても笑顔で送り出してくれます。
● ストップオーバーを活用する。
途中降機ですね。乗換めんどくせーなーとか思わずに、追加料金なしであそべてラッキーと思えばいいでしょう。わたくしの場合は、ストップオーバーの方が目的地での滞在日数より多かったりします。
それに、10時間以上のフライトはつらいです。ビジネスクラスならまだしも、エコノミーだと下半身が石になってしまいますので、7時間程度で休息ができるとリフレッシュできます。
なお、裏技として、ストップオーバーでありながら、間に地場のLCCを組み込んで近隣の国に2日程度プチトリップをするのもアリですね。LCCのサイトで直接購入すると、その国のシーズンオフであったり、相場であったりが反映されているので、激安チケットを購入できることがあります。ただし、遅延もあり得ますので、LCCから本来のルートにもどるときは十分な時間を空けておく必要があります。
わたくしはイスタンブールで一度失敗して、帰国の飛行機に乗りおくれ、12万円の正規チケット(片道!)を購入して帰ってきたことがあります。そのうち記事にします。
● 列車という選択肢。
やる人が意外に少ないようなのですが、航空券を途中で中断させて陸上移動にしても通しで計算してくれます。一部の航空券サイトはそれに対応していますね。鉄道が張り巡らされているヨーロッパでは威力を発揮するでしょう。
東南アジアでは、シンガポールからマレーシアを通ってバンコクへ移動する場合などで鉄道を使うのが有名ですね。寝台の夜行列車も体験できますから面白いですよ。
あとはベトナムの南中北を列車で移動するなどですね。これはおすすめです。ハノイから列車で1泊してダナンで遊んで、もう1泊したらホーチミンに到着。時間も有効活用できます。
● 船という選択肢
東南アジアの海に面した国や、地中海近辺などは近隣諸国とフェリーでつないでいることが多く、海辺の観光地に行ったら後戻りするより、その観光地から国際フェリーが出ていたりします。ガイドブックの後ろの方にある「入国方法」などのページの細部を見てください。こんなところに航路が!という思わぬ発見があります。
また、最近はネットで予約できるようになっていることも多く、便利です。
さらに日本からの航路も活用できます。中国、韓国、ロシア(境港⇔東海⇔ウラジオストク)などですね。 下記の関連記事を参照ください。
● バスという選択肢
ヨーロッパも高速バスが発達していますね。アジアは都市間移動でバスが威力を発揮すると思います。中国などは寝台バスもあったはずです。
● 現地ツアーの活用
これ、お勧めです。バラ発注をすれば安いと思いきや、枠がなくて予約が取れなかったり、払い戻しが複雑だったりします。また、タクシーなどを借り切ったら結果的に高かったりします。個人旅行で一部の都市の観光地を巡る場合などで活用できます。特にグループでまわった方がやすい場合ですね。
わたくしはマニラ市内の観光ツアーで、別の家族連れ3名と一緒になったので1万円引きになりました。
それに、個人旅行だと、何から何まで自分でやらないといけないので、途中で飽きることがあります。そのときに日本語が話せるガイドのツアーが間に入ると、 人任せの社員旅行みないな雰囲気になって、ちょっと気楽になれます。
● 自分でビザを取得する
学生の方は経験も兼ねてここからやってほしいですね。
旅行会社への代行手数料で5000円から10000円程度節約できますが、書類の作成などで手間がかかります。スリランカなどはネットで簡単にできます。
また、アライバルビザも活用してください。現地で到着時に入国審査の手前でビザをとるシステムです。